ファミコン初期のシューティングゲーム5選 夢中にさせた理由はシンプルさ
1983年に任天堂から発売され2023年に発売40周年を迎えた家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)では、名作ゲームが数多く発売された。プレイヤーが夢中になったジャンルの1つにシューティングゲームがある。本記事ではファミコン発売初期に人気を集めたシューティングゲーム5選を紹介しよう。
シンプルなだけに夢中になった名作
1983年に任天堂から発売され2023年に発売40周年を迎えた家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)では、名作ゲームが数多く発売された。プレイヤーが夢中になったジャンルの1つにシューティングゲームがある。本記事ではファミコン発売初期に人気を集めたシューティングゲーム5選を紹介しよう。
1本目に紹介するのは、1984年に発売された『ゼビウス』(ナムコ)だ。自機ソルバルウを操って全16エリアのクリアを目指す縦スクロールシューティングゲームである。当時のプレイヤーからはSNS上で「地上の敵と空中の敵とで武器の使い分けが独特で難しかった」「転がる鉄板のような敵バキュラを256発で破壊できる都市伝説を信じてた」と思い出が語られている。
また、YouTubeチャンネル「GetNavi」にて公開されている「【ゲーム芸人フジタの挑戦第22回】『ゼビウス』(バンダイナムコエンターテインメント)」は、再生回数が30万回以上で、いまだ衰えない本作の人気の高さがうかがえる。
2本目に紹介するのは、85年に発売された『バンゲリングベイ』(ハドソン)だ。任天堂がインターネット上に開設した「ファミコン40周年キャンペーンサイト」で行われている国民投票の第5回「『マイクを使う』といえば?」で2位にランクインした名作である。自機ヘリコプターで、広大なマップを上下左右自由に動き回り、敵軍の工場破壊を目指す難易度の高さでも有名なゲームだ。対戦プレイ時では、2コンのマイクに声を入れると敵の飛行機を6機まで出現させられることから「マイクでハドソン連呼してたの僕の小学生時代の思い出」「マイクに大声出すと敵がワラワラ湧いてくる」と思い出を語る声がSNS上に見られた。
3本目は、ハドソンが85年に開催した「第1回TDK全国キャラバンゲーム大会」で公式ソフトに認定された『スターフォース』(ハドソン)だ。85年に発売された本ゲームに夢中になる当時の子どもたちの様子は、YouTubeチャンネル「高橋名人」にて公開されている「1985 第1回全国キャラバンドキュメント」で見ることができる。今でもSNS上では「ハイスコアを競ってた印象が強い」「全国キャラバンに参加したのは懐かしい」と当時の思い出を語るファンも少なくない。
4本目に紹介する、86年に発売された『ツインビー』(コナミ)も名作シューティングゲームだ。雲の中から出現するベルに空中攻撃を当てると色が変わり、色によって異なるパワーアップできるシステム。2人で協力プレイ可能な本作には「ベルの取り合いや色変えでケンカした」「気の合った友人と協力で遊ぶのが好きだった」との投稿から、ケンカと協力が紙一重だったプレイ内容が垣間見える。
最後に紹介するのは85年に発売された『グラディウス』(コナミ)。超時空戦闘機ビックバイパーを操作して、パワーアップを重ねながらステージを進めていくゲーム。本作には、ゲーム好きの間で有名な「コナミコマンド」という裏技が初めて採用された。そんな『グラディウス』には「裏技使ってもクリアできなかった」「縦スクロールに慣れていたから横スクロール難しかった」との声があがっている。
ファミコン発売初期の作品でも、今の時代でも熱い思い出が語られるシューティングゲーム。大人になった今にプレイをするとどんな記録が生まれるだろうか?