青木崇高、リモート制作の一人芝居「間違いなく自分の人生に残るドラマになる」
NHKが6日にリモートドラマ「Living」(午後11時30分~)を放送する。テーマは“家族”で、坂元裕二氏が脚本を手掛けている。
6日放送NHKリモートドラマ「Living」第4話
NHKが6日にリモートドラマ「Living」(午後11時30分~)を放送する。テーマは“家族”で、坂元裕二氏が脚本を手掛けている。
15分×4本のオムニバスに出演するのは姉妹、兄弟、夫婦として日常を共にする豪華俳優陣だ。5月30日に放送された第1話には広瀬アリス、広瀬すず、第2話には永山瑛太、永山絢斗が登場した。
6日放送の第3話には中尾明慶、仲里依紗夫妻、第4話には青木崇高、優香(声のみ)夫妻が出演する。
第4話の青木は、出産直後の妻に風邪をうつさないよう、自室に籠もって過ごしている夫を演じる。収録を終えた青木のコメントは次のとおり。
――お一人での収録を終えての感想を聞かせてください。
「空間的には一人芝居ではあるのですが、坂元さんの本のおかげで孤独ではありませんでした。キャラクターが成立するための感情や、その人が生きてきた道筋がちゃんと描かれていますし、奥さんがモニターの向こうにいるという細かい設定があって、一人ではないという状況を作ってくれていました。リモート画面の向こうに大勢のスタッフさんもいらっしゃったので、一人という感覚はありませんでした」
――脚本はいかがでしたか。
「単純にすごく感動して泣けました。注目される側ではない人生のストーリーを掘り下げていて、共感もしましたし、引き込まれました。まさかのタイミングではあるけれど、ずっと心の底にこびりついていた出来事に向き合わせてもらえたこの人は幸せな人なんじゃないかと思います。ファンタジーな部分もあるんだけれども、とてもリアリティのある、本当にすごく素敵な脚本ですよね」
――見どころを教えてください。
「見どころは映像だけでなく、制作する段階から始まっていると思います。リモート制作でドラマを作るということ自体、すごく考えることがありました。やはりドラマは色々な事が落ち着いてから撮影する方が良いんじゃないかという思いもあったんですけれど、最終的には制作の意欲に乗りたいという思いで引き受けさせて頂きました。この時期にこのドラマを制作したという姿勢も見どころというか、誇らしいことになったらと思います。間違いなく自分の人生に残るドラマになるので、しっかり向き合いたいと思って頑張りました」