戸田恵子、『キネコ国際映画祭』への思い明かす “ライブ吹き替え”は「誇りに持っていい」

俳優の戸田恵子が1日、都内で行われた子ども国際映画祭『第30回 キネコ国際映画祭』オープニングセレモニーに参加。レッドカーペットを歩いた。

セレモニーに登場した戸田恵子【写真:ENCOUNT編集部】
セレモニーに登場した戸田恵子【写真:ENCOUNT編集部】

15回目のジェネラル・ディレクター「こんなに深く関わるとは」

 俳優の戸田恵子が1日、都内で行われた子ども国際映画祭『第30回 キネコ国際映画祭』オープニングセレモニーに参加。レッドカーペットを歩いた。

『キネコ国際映画祭』は、毎年11月に二子玉川エリアで開催される日本最大規模の子ども国際映画祭。戸田は映画祭のジェネラル・ディレクターを務めており、今回で携わるのは15回目だという。

 今年で30回と節目を迎えた映画祭だが、戸田は「やりはじめた当初は開催場所も定まらなくて、点々とやっていた。手作り感満載で」と回顧。映画に生で声をあてる“ライブ吹き替え”は、同映画祭の見どころの1つとなっているが、「どんな状態で声が届くのかチェックしながら場内を走り回っていた記憶がある。この役はプロに任せたいと思ったら、個人的に連絡して頭を下げて(出演を)お願いした」と苦労を語った。

 もともとは“ライブ吹き替え”のキャストとしてオファーされたのが同映画祭との関わり。「こんなに深く関わるとは想像していなかった。あまりにもやることがあって、『来年はやらない』と決めていたくらい(笑)」としつつも、「私自身、子どもがいないので教育のことは無頓着ですが、とにかく映画がすばらしいから子どもたちに伝えたかった。ライブ吹き替えができるのはここしかないし、これは誇りに持っていい。子どもたちが喜んでくれるので、続けてこられた」と映画祭への思いを吐露した。

「元気である限りやりたい」と、今後も映画祭には携わる意向だが、「私がいなくても映画祭はどんどん続くようになってほしい。『秋になったら二子玉川でいい映画が観られる』となってくれたらいい」と映画祭の発展を願った。

 プログラミング・ディレクターを務める中山秀征は、13回目の映画祭となった。「最初は手作り。小さな会場から年を重ねて大きくなり、いまやこんなに大きなステージを組めるのは感慨深い。すごくうれしいです」と喜んだ。

 この日はスペシャル・サポーターの高橋克典、横山だいすけ、桂宮治も参加。映画祭は世界中から集められた最新映画を上映するほか、“親子で学べる”をテーマにしたイベントやワークショップなどが行われる。11月月6日まで。

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