情報番組で話題になった出口亜梨沙 写真集で見せた30代の自分「年齢と表情が追いついた」
俳優でタレントの出口亜梨沙が、9月22日に3冊目の写真集『Essence』(講談社刊)を発売した。2016年に大阪の情報番組で水着姿のリポートが話題となり、グラビアで活動。俳優としても昨年、Paraviで配信されたドラマ『ギルガメッシュFIGHT』の熱演で注目された31歳に「大人の恋愛」をテーマにした写真集の手応えと自身の恋愛観を聞いた。
ドラマ『ギルガメッシュFIGHT』で熱演した出口亜梨沙
俳優でタレントの出口亜梨沙が、9月22日に3冊目の写真集『Essence』(講談社刊)を発売した。2016年に大阪の情報番組で水着姿のリポートが話題となり、グラビアで活動。俳優としても昨年、Paraviで配信されたドラマ『ギルガメッシュFIGHT』の熱演で注目された31歳に「大人の恋愛」をテーマにした写真集の手応えと自身の恋愛観を聞いた。(取材・文=福嶋剛)
出口が注目されたのは25歳の頃だった。ABCテレビ情報番組『おはようコールABC』に水着姿で登場し、体当たりの現場リポート。朝から視聴者をくぎ付けにした。
「もともとモデル志望で大阪のエイベックスアカデミーに通っていたのですが、モデルの世界はすごく狭き門なので、オーディションに合格したリポーターのお仕事を始めることにしました。いつも水着で温泉やプールからリポートしていましたが、もともと水着への抵抗感は全くなかったのでやってみたらすごく楽しかったです。それがきっかけで『東京に出てきてグラビアやってみない?』と声を掛けていただいて、『やります!』と言ってグラビアの世界に飛び込んでみました」
出口はグラビアデビューすると、Gカップのスタイルを生かして次々と雑誌に登場した。
「胸がコンプレックスだと思ったことはありません。でも、ファッションが大好きなのでデニムに白いTシャツをさらっと着こなしている人がうらやましくて、私は胸が目立ってしまうから『こんな風に着こなせない』と友人に言うと、『それはないものねだりだよ。今のスタイルを大切にするべき』と言ってくれました。グラビアを始める前は少し怖さがありましたが、やってみると周りのスタッフのみなさんが気を使ってすごく丁寧に進めてくださったので、『すてきなお仕事に出合えた』と思いました。俳優のお仕事も大切ですが、グラビアのお仕事は私にとってこれからも大切にしたいお仕事です」
最新の写真集『Essence』は30代になって初めての作品。過去2作品とは気持ちも全く違ったという。
「グラビアを始めた頃は全力でキラキラした笑顔を見せていましたけど、もともとそういうタイプじゃないので、ちょっと大人っぽい表情にも挑戦していました。今回は余計なことを考えずに自然な表情を撮っていただき、完成した写真集を見たら今までの硬さがなくなって柔らかい表情になっていたので、『やっと年齢と表情が追いついたかのかな』って感じました」
20代の頃は「ずっと子どものままでいたい」と思っていたそうだが、30歳を前に意識に変化があったと明かした。
「周りの30代のお姉さんたちが、みなさん生き生きと楽しそうに毎日を送っている姿を見て、『歳を取ることは嫌なことじゃない』と思いました。むしろ、『歳を取ることで人生が楽しくなる』と分かってきたので、30歳を境に年齢に対する意識がポジティブに変わりました。あれから1年がたって9月18日に31歳になり、今はグラビアもお芝居もすごく良いバランスでできていると思います」
写真集のテーマは「大人の恋愛」。恋愛事情を聞くと照れくさそうに答えた。
「私は関西なんでボケもツッコミもコテコテで、『見た目とのギャップが大きい』ってよく言われます。デートのときだって雑多としたうるさい居酒屋で飲みますし、『なんでやねん!』って相手がツッコミを入れたくなるくらい私ボケますから(笑)。きっと、写真集みたいな落ち着いた感じの恋愛とか期待していたかもしれませんけど、全然違います。そんな風に毎日楽しい感じで恋愛をして33歳、34歳くらいで結婚するのが理想でしたけど、大人になってからは恋愛が全然長続きしなくて(笑)。(彼氏も)長いこといないので、結婚はかなり先になると思ってます(笑)」
□出口亜梨沙(でぐち・ありさ)1992年9月18日大阪府生まれ。2016年にABCテレビ情報番組『おはようコールABC』でレギュラーリポーターに起用され、同年から週刊誌、雑誌のグラビアを飾る。俳優としてはNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に出演。22年、Paravi『ギルガメッシュFIGHT』で大沢ゆりえ役を演じた。160センチ、バスト88センチ(Gカップ)。血液型B。