混乱のSMILE-UP. 「結局はジュリーさんが決断」の証言、東山が辞退した新会社社長の外部招聘にも関与か

旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題をめぐり、同事務所から社名変更したSMILE-UP.社長の東山紀之(57)が、近く設立されるタレントのマネジメントなどを担う新会社の社長就任を辞退したことが31日、関係者への取材で分かった。東山に代わる新会社の社長には、俳優・のん(30)がエージェント契約しているコンサルティング会社スピーディの代表取締役社長、福田淳氏(58)が就任する方向で進んでいる。

SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】
SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】

新会社の体制、社名発表は11月6日以降に

 旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題をめぐり、同事務所から社名変更したSMILE-UP.社長の東山紀之(57)が、近く設立されるタレントのマネジメントなどを担う新会社の社長就任を辞退したことが31日、関係者への取材で分かった。東山に代わる新会社の社長には、俳優・のん(30)がエージェント契約しているコンサルティング会社スピーディの代表取締役社長、福田淳氏(58)が就任する方向で進んでいる。

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 旧ジャニーズ事務所が今月2日に開いた記者会見では、SMILE-UP.は被害者への補償に専念。新たにタレントとのエージェント契約やマネジメント契約、育成を担う会社を設立し、社名はファンクラブを通じて31日までに公募すると発表していた。両社の社長を東山、副社長を井ノ原快彦が兼務する予定だったが、今後の活動に不安感を示す声がタレントの間で出始め社内は混乱。一方、東山は俳優として最後の作品となる主演舞台『チョコレートドーナッツ』に出演中で問題解決ができない状況に陥っていた。その中で「エージェント契約に詳しい人材を招致して社長になってもらった方がいい」の声が高まってきたという。同社の事情に詳しい関係者がこう証言した。

「タレントが多くの不安を抱える中、決断者がいなくて結局はいろんなことをジュリー氏が決めている状況です」

 藤島ジュリー景子氏は性加害問題の責任を取って旧ジャニーズ事務所の社長を辞任したが、100%株主としてSMILE-UP.でも代表取締役を継続している。新会社については、出資もせず、業務にも関わらないことが前提だが、今回の人事にも関与している可能性は多いにある。

 一方の東山は年内でのタレント引退を表明しているが、『チョコレートドーナッツ』での好演もあり、ファンからは「このまま表舞台から姿を見せなくなるのは惜しい」の声が相次いでいる。さらに新会社の社長を辞退したことも踏まえたことで、ネット上で「SMILE-UP.の社長も辞退してタレントを継続すべき」の声も出ている。だが、前出の関係者は「大きな決断をしたわけで、『やっぱり、タレントを続けます』とは言えない状況。SMILE-UP.が被害者補償の役割を終えて廃業した後なら復帰もあり得ますが、それはいつになるか分かりません」と話している。

 なお、新会社の設立、人事についてSMILE-UP.に問い合わせると「経営体制や社名などの詳細につきましては、決まり次第、公表する予定でおります」との回答があった。取材によると、新社長の下での体制、社長発表は連休明けの11月6日以降を予定している。

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