【うちの弁護士は手がかかる】大人気バスケ漫画の名シーン登場 伝説の“ロータッチ”にネット興奮「予期せぬ喜び」

俳優のムロツヨシが主演し、平手友梨奈がヒロインを務めるフジテレビ系連続ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(金曜午後9時)の第3話が27日に放送された。すご腕の元芸能マネジャーとコミュニケーション力ゼロの天才新人弁護士がタッグを組んで世の中の不正義に挑む異色の育成型リーガルコメディー。第1話と第2話では同局系『踊る大捜査線』シリーズや『振り返れば奴がいる』、『古畑任三郎』、『GTO』のパロディーが盛り込まれたが、第3話では大ヒットバスケット漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)の名シーンが登場し視聴者を驚かせた。

『うちの弁護士は手がかかる』公開制作発表会に出席したムロツヨシ【写真:ENCOUNT編集部】
『うちの弁護士は手がかかる』公開制作発表会に出席したムロツヨシ【写真:ENCOUNT編集部】

親権裁判を通して親子愛を描く巧みなドラマ構成に

 俳優のムロツヨシが主演し、平手友梨奈がヒロインを務めるフジテレビ系連続ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』(金曜午後9時)の第3話が27日に放送された。すご腕の元芸能マネジャーとコミュニケーション力ゼロの天才新人弁護士がタッグを組んで世の中の不正義に挑む異色の育成型リーガルコメディー。第1話と第2話では同局系『踊る大捜査線』シリーズや『振り返れば奴がいる』、『古畑任三郎』、『GTO』のパロディーが盛り込まれたが、第3話では大ヒットバスケット漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)の名シーンが登場し視聴者を驚かせた。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

『香澄法律事務所』のパラリーガルを務める元芸能マネジャーの蔵前勉(ムロ)は最年少で司法試験に合格した超エリート新人弁護士の天野杏(平手)の塩対応に苦労する日々。そんなある日、事務所に10歳の小学生・樋口翔(三浦綺羅)がやってくる。翔は、母親に暴力をふるい警察に逮捕された父親の弁護を依頼した。翔は大人びた口調で「父はどうなってもいいんですが、僕に迷惑がかかるのは嫌です」と言い放つ。

 天野と面会に出かけた蔵前は、翔の父・樋口徹(永岡佑)が日本代表として活躍した元プロ野球選手だったことを知る。2年前にケガで球団を解雇された樋口は宅配ドライバーと深夜の清掃のアルバイトで暮らしていたが、野球は続けていた。面会で樋口は、妻の明乃(野村麻純)に暴力を振るった理由について、「3か月前、明乃が翔を連れていなくなり離婚を突きつけられたため」と説明した。子どもの親権をめぐる今回の事案を引き受けることにした天野は、明乃の代理人弁護士と示談交渉に臨むが、その相手はまたしても宿敵の弁護士・海堂俊介(大倉孝二)だった。

 正反対の性格の蔵前と天野はぶつかり合いながらも協力し、明乃がブランド品を買いあさって多額の金銭を消費し、さらにホストクラブに通いつめていることを突き止める。蔵前から受け取った地図をもとに、翔の自宅を訪れた天野は「本当の気持ちを察してほしいなんて甘えないでください。あなたの気持ちを言葉にできるのはあなただけなんですから」と翔に言い残し立ち去る。一方、蔵前は翔の父・樋口がバットを振るグラウンドを訪れ、「あなたにとって本当にあきらめたくないものって何ですか」と本心を確かめた。両場面には、蔵前と天野の見事な役割分担と連携プレーが描かれており、ストーリーの構成としても美しかった。

 法廷で証言台に立った翔は涙を流しながら「お父さんと一緒に暮らしたい」と“本当の気持ち”を明かし、それを聞いた樋口も涙をこらえきれなかった。結局は金目当てで翔を連れ去った明乃の思惑も暴露され、裁判は天野の勝利に終わる。樋口と息子の翔が親子で楽しそうにキャッチボールをする姿を見守っていた蔵前が低い位置に右手を差し出すと、天野は不審に思いながらも右手で強くロータッチ。蔵前はうれしそうに「先生、流川(るかわ)だ~」とニヤケ顔に。天野は「その、たまに見せるニヤケ顔、やめてもらえます?」といつもの調子だが、2人の距離が少しずつ接近していることが見事に描かれた。

 注目点はまさにこのロータッチ。これは『スラムダンク』に登場する元不良少年の主人公・桜木花道(さくらぎ・はなみち)とバスケットのスタープレイヤーで桜木とは「終生のライバル」となる流川楓(るかわ・かえで)が苦しい試合に勝利した際に感動的に描かれた。いがみあっていたライバルが一瞬、心を通わせた名シーンとしてファンの間で伝説となっている。それが今回、蔵前と天野の間で再現されたというわけだ。

 視聴者からは「流川くんと花道のあのタッチ出てきた。予期せぬ喜び」「スラダンすぐに気づきました。そのあと蔵前さんが天野先生に流川って言ってくれたのうれしすぎました」「急なスラダンもぶっこんでくるのね。天野先生は流川」「回を増すごとに名コンビになってきてるくらあんコンビ」「流川はシャイですから平手さんと一緒」「平手友梨奈様の握手券は高いんだぞ」などと喜ぶ声が多数上がっている。劇中でムロはホストに扮(ふん)して大騒ぎするシーンにも挑戦。こうしたムロのコスプレも恒例となっており視聴者の楽しみとなっている。

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