石田ゆり子、朝ドラオーディション“全落ち”の過去 初出演でヒロインの母役に感慨「ついに来た」
俳優の石田ゆり子がNHKの2024年度前期連続テレビ小説(第110作)『虎に翼』の取材会に主演の伊藤沙莉、共演の岡部たかしとともに出席。今作への出演が決まった際の心境や撮影の裏側を語った。
ヒロイン猪爪寅子の母・はるを演じる
俳優の石田ゆり子がNHKの2024年度前期連続テレビ小説(第110作)『虎に翼』の取材会に主演の伊藤沙莉、共演の岡部たかしとともに出席。今作への出演が決まった際の心境や撮影の裏側を語った。
石田は今作でヒロイン猪爪寅子(伊藤)の母・はるを演じる。すでに撮影に入っており、取材会にも役の衣装のままに出席し、「とても楽しく撮影しております」と笑顔を見せた。自身初の朝ドラ出演とあって、「もう子どもの頃からずっと家族で見てきましたから、家族の暮らしと共にあるというか、いろんな番組のテーマ曲を聴くだけで、そのときの空気がよみがえるような、そういう存在なので、大変うれしかったですね」と感慨深げ。
続けて、「若い頃に何回もヒロインのオーディションを受けたんですけど、何度もというか、全部落ちてきまして。もうヒロインの年齢ではなくなり、すっかり縁遠くなっていたんですが、ついに来たっていう感じですね」と朝ドラとの思い出を振り返り、「ついに来たのがお母さん役っていうことで、私にはこういう感じがとても合ってるんだなって。それで、沙莉ちゃんが娘でヒロインと聞いて、とてもうれしかったです」とにっこり。
取材当日も家族でのシーンを撮影。ここまでの印象的な場面を振り返り、「寅ちゃんがですね、お母さんの望んでる方向には絶対行きたくない。それを何が何でもお母さんが止めなきゃいけないわけですね。今の時代で言うと、おそらく娘が宇宙飛行士になりたいって言う感じかなって想像したんです。どんなに夢があっても、現実はそんなに甘くないって止める母と娘の構図をやって、それがまた長いシーンなんですね。あれは結構しびれました。ぜひ、楽しみにしていてください」とアピールした。
本作のモデルは、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さん。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が見事に解決されていく爽快感を一緒に味わえるリーガルエンターテインメント。脚本は吉田恵里香氏が担当する。