松本潤、『どうする家康』クランクアップ「ただただ感謝の気持ち」 最終回は12月17日

NHKは27日、松本潤が主演を務め、徳川家康を演じる大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の撮影が26日に終了したことを発表した。およそ1年5か月にわたって撮影された本作の放送は12月17日の最終回(第48回)まで続く。

『どうする家康』終盤ビジュアル【写真:(C)NHK】
『どうする家康』終盤ビジュアル【写真:(C)NHK】

番組CP「役に向き合う姿勢は家康そのもの」

 NHKは27日、松本潤が主演を務め、徳川家康を演じる大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の撮影が26日に終了したことを発表した。およそ1年5か月にわたって撮影された本作の放送は12月17日の最終回(第48回)まで続く。

 このたび、家康の生涯を演じた松本と、制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーのコメントが到着した。コメントは以下の通り。

○松本潤

「最後のカットを撮る前、一度スタジオを出ると、クランクアップを祝うためたくさんの共演者の方が集まってくださっていました。その顔を見たら感動して集中が切れそうになったのですが、ここまでみんなで作ってきた作品の有終の美を飾るため、気持ちを込めながら最後の撮影に臨みました。クランクアップの瞬間に湧き上がったのは、ただただ感謝の気持ちです。この作品のテーマである『チームプレイ』を長い時間かけて築き、チーム全員で一つの作品を創ってきたんだと改めて感じ、皆さんに心からの感謝を伝えたいと思いました。

 撮影の前半は『どういうチームの形にすべきか』をすごく考えましたし、引いた目線で現場を見ていました。でも後半、瀬名を失い、信長が亡くなるあたりから新たなフェーズに入って、自分の芝居や、古沢良太さんの脚本と向き合うことによりフォーカスすることができたと思います。これは1年以上1つの役をやり続けなければできないこと。チームに対して、家康が成長して変わっていくさまを見せたかったし、どれだけ新鮮で面白い表現にチャレンジできるか、勝負したかった。どこまでできたかはわかりませんが、古沢さんの脚本とスタッフの皆さんの力で、今までとはまた違った家康像が出来上がったんじゃないかなと思います。ここまで見てくださった方々、本当にありがとうございます。ここからよりスピード感が上がり、よりドラマチックになり、本当に面白い終盤戦になるはずです。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと、切に願います」

○磯智明チーフ・プロデューサー

「ついにクランクアップを迎えました。明日から、この熱い現場と会えなくなるのは、とても寂しいです。三河家臣団に負けないくらいの団結力を誇る出演者、スタッフのみなさんともお別れです。本当に本当にお疲れさまでした。古沢良太さんの描く徳川家康は人間味に溢れ、大きな出会いと別れを繰り返し、成長を重ねていく物語に引き込まれました。

 連載漫画を待ちわびる少年のような気持ちで毎回、台本を受け取りました。この家康の生涯を演じきった松本潤さん、大役を担って頂き、ありがとうございました。年を重ねる中で、白兎から狸へと変貌する家康。つねに誠実に責任感を持って役に向き合う姿勢は、家康そのものでした。スタジオに向かう松本さんの背中に、天下泰平という重責を背負い続けた家康を重ねたこともありました。

 放送は、関ヶ原の戦い、大坂の陣と大きな山場は続きます。最終回(12月17日放送予定)は15分拡大版(60分尺)、松潤家康の最後にぜひご期待ください。そして、11月10日の『あさイチ・プレミアムトーク』には松本潤さんが生出演します。撮影を終えたばかりの松本さんが何を語るのか、ご覧頂けると幸いです」

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