【RIZIN】朝倉未来、大みそか開催は「古い考え」 榊原CEO「温故知新、これは日本の格闘文化」
格闘技イベント「RIZIN」が26日、都内で会見を行い、大みそかに開催される「RIZIN.45」の対戦カード発表を行った。会見後、榊原信行CEOが囲み取材に応じ朝倉未来の参戦可能性について言及した。
平本蓮とも接触「前向きに面白いことをやれたら」
格闘技イベント「RIZIN」が26日、都内で会見を行い、大みそかに開催される「RIZIN.45」の対戦カード発表を行った。会見後、榊原信行CEOが囲み取材に応じ朝倉未来の参戦可能性について言及した。
未来は7月30日に行われた格闘技イベント「超RIZIN.2」でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1R・一本負け。再起戦がいつになるのか、常に注目の的となっている。そんななか、今月11日には自身のSNSに「大晦日必ず試合に出ないといけない流れ、地上波なくなった時点でもう古い考え方だよなあ」と持論を展開。また別の日には90%の確率で大みそかに参戦しないと宣言していた。
この日の会見の冒頭で榊原CEOは「RIZINとしては9回目の大みそか。さいたまスーパーアリーナで格闘技が行われるのは23回目。格闘技にかかわらず温故知新、歴史と文化のその先に新しいものが生まれる。この日のお祭りはなくてはならないもの。これは日本の格闘の文化」と未来の発言も意識したような発言をしていた。
会見後の囲み取材では未来の参戦について「戦うことに自信がないんじゃないですか。ケラモフとの一戦で心が折れている。彼が今後格闘家として何を目指すのか、それ次第。自信を取り戻してRIZINっていうトップアスリートがしのぎを削る舞台に戻ってきてくれたらと思います」と低い声で語った。
大みそかまでおよそ2か月。今後も未来とコミュニケーションを取っていく姿勢。「期待しているファンもたくさんいますしね。ファンの求めるものに応えるのがトップの宿命なので」と語気を強める。
しかし「これは平本蓮にしてもそうだと思います。でも選手も人間なので、どこかでオーバーホールするというか。人生をかけて戦って敗れたものをフィジカルとテクニックで補うだけでなくてメンタルも含めた猶予期間みたいなものはファンにも考えてもらえたら」と思いやった。
その上で大みそかの参戦可能性について「平本選手とも昨日会って話をしました。大みそかへ向けて前向きに面白いことをやれたらと話しています。未来とも話をしていますから、両選手が出てくる可能性は十分あると思います」とした。