岸博幸氏、嵐・二宮和也の独立に言及 会社にとって痛手に「続くメンバーも出る可能性」
元経産省官僚で慶応大大学院教授の岸博幸氏が24日、読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金曜午後1時55分)に生出演し、嵐・二宮和也の事務所独立に言及した。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が故ジャニー喜多川元社長による性加害問題で揺れ、二宮が「怖くなって」と独立を発表したことについては「気持ちはよく分かります」と共感。一方で「SMILE-UP.にとっては痛手」と表現した。
『情報ライブ ミヤネ屋』でコメント
元経産官僚で慶応大大学院教授の岸博幸氏が24日、読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』(月~金曜午後1時55分)に生出演し、嵐・二宮和也の事務所独立に言及した。SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が故ジャニー喜多川元社長による性加害問題で揺れ、二宮が「怖くなって」と独立を発表したことについては「気持ちはよく分かります」と共感。一方で「SMILE-UP.にとっては痛手」と表現した。
「旧ジャニーズ事務所、SMILE-UP.の企業の観点から考えると、企業が問題を起こして再生する時に一番大事なのは資産を社内に残し、外に出さないようにすること。そういった意味では嵐が筆頭じゃないですか。そのメンバーがこういう形になったということは、当然続くメンバーも出る可能性がある。嵐としての活動に向けて、整備はできているのかという心配もあり、二宮さんの決断は痛手になるはずです」
その上で、社長の東山紀之を筆頭にした経営陣について「経営全体を仕切れる人はなかなかいないのではないか」と指摘し、「東山さんも経営をやったことがないので、そういう部分が露呈したという気もします」などとコメントした。
二宮は24日深夜、同日をもって事務所から独立し、個人で活動していく決断をファンクラブ向けサイトで報告。「1回目の(旧ジャニーズ)事務所の会見(9月7日)以降、自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり」などと説明した。一方で、2020年12月31日をもって活動を休止している嵐が再び動き出した際には、自身も参加。嵐のファンクラブ会報やコンテンツにも参加し続けることを明かした。
ジャニー氏の性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所は今月17日に社名をSMILE-UP.に変更。同社は被害者補償に特化した会社であり、補償を終えた段階で廃業するとしている。タレントのマネジメント業務は今後、11月上旬に新設されるエージェント会社が引き継ぎ、各タレントと個別に契約を結ぶことを発表。それまでは、SMILE-UP.がマネジメント業務を継続するとしている。休養中の大野智を含めて、嵐メンバー全5人もこの説明を受けているが、二宮が初めての意思表明となった。