嵐の二宮和也（40）が24日深夜、事務所から独立し、個人で活動していく決断をファンクラブ向けサイトで発表した。一方で、嵐が活動を再開した際には自身も参加。嵐のファンクラブ会報やコンテンツにも参加し続けることを明かした。ファンは二宮の決断を支持しながらも、さまざまな反応を見せている。

　深夜の電撃発表。ファンは「ニノびっくり、でも嵐でいてくれるのが嬉しい」「独立と聞いて脳内パニックになったけど、まじでほっとした」「最初に動き出す二宮和也　まじで二宮和也すぎる」などと続々とXでつぶやいた。

　そして、一夜明けた25日朝、二宮がXに「皆ーおはよー」とポストすると、「通常運転で良かった」「今日もお仕事頑張ってください」と安心する声が相次いだ。

　嵐は2020年12月31日をもって活動を休止している。そして、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所は今月17日に社名をSMILE-UP.に変更。同社は被害者補償に特化した会社であり、補償を終えた段階で廃業するとしている。タレントのマネジメント業務は今後、11月上旬に新設されるエージェント会社が引き継ぎ、各タレントと個別に契約を結ぶことも発表。それまでは、SMILE-UP.がタレントのマネジメント業務を継続するとしており、休養中の大野智を含めて、嵐メンバー全5人も説明を受けている。

　メンバーの櫻井翔は、今月2日の日本テレビ系『news zero』（月～木曜午後11時、金曜午後11時30分）で「新会社と株式会社個人との契約なのか、新会社と株式会社嵐、グループとの契約なのか、あるいはその両方なのか。そのすべての選択肢をテーブルに乗せてじっくり考えていかないといけないなと。そういった意味で密にメンバーとも連絡を取っていますので、メンバーと相談しながら考えていけたらなと思っています」と話していた。

　今回、二宮はメンバーの中で最初に意思表明した。「1回目の事務所の会見（9月7日）以降、自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり」と吐露したこともあり、多くのファンが共感。Xのつぶやきの中には「岡田さんもそうだったけど、妻子がいると不安になるのは分かる」の声もあった。

　二宮が話した通り、旧ジャニーズ事務所の1回目会見以降、所属タレントのCM契約が打ち切られる事態も発生している。新会社の説明を受けても不安を口にするタレントもおり、今月2日には元V6の岡田准一（42）が独立を発表した。今後、他のタレントがどんな選択をするのか注目される。