アーティストのGACKTが24日、都内で開催された映画『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて～』（11月23日公開）のジャパンプレミアに出席。同映画は「永久追放になる作品」と自虐し、笑わせる場面があった。

　あいさつを求められたGACKTは「最後の最後までこの制作は反対していました。だけど、この豪華なキャストのリストを見せられて『もう逃げられませよ』って最後の出演依頼を突きつけられて『（二階堂）ふみちゃんは何て言っているの？』と聞いたら、『やめましょう』と言っているって（笑）」とオファーを受けた時を回顧。「そんな思いの中、どんな作品になるかのと心配でしたが、監督の指示の元、信じるしかない現場で最後までやらせていただきました。こんな時代に必要な作品になっていると思います。『くだらない』と笑っていただけたらそれが最高の褒め言葉になります」と呼びかけた。

　同映画を楽しみしている人に向けてメッセージを求められると「全国でこれだけの『翔んで埼玉』ファンの方が待っていると聞いていて、残念な報告なんですけど……」と切り出し、「この作品にはかなり際どいパクリ疑惑がたくさんあります。僕の予想では、しばらくしたらすぐに公開中止になるんじゃないかなって。永久追放になる可能性がある作品なので、早めに劇場に」と言い、笑わせた。

　最後は「『あれが永久追放になった作品だよ』と、見た人だけの心に残る作品になってくれたらうれしいなと思います」と口にし、締めくくった。

　ジャパンプレミアには、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助、藤原紀香、川崎麻世、加藤諒、益若つばさ、和久井映見、アキラ100％、朝日奈央、武内英樹監督も登壇した。

　2019年に漫画家・魔夜峰央氏の原作『このマンガがすごい！　comics 翔んで埼玉』を実写化して誕生した映画『翔んで埼玉』。その続編となる同映画では、埼玉を飛び出して日本全土を巻き込む天下分け目の東西ディスり対決が開幕する。前作と同じく、GACKTは麻実麗、二階堂は壇ノ浦百美を演じた。

※川崎麻世の「崎」の正式表記はたつさき