俳優の伊原六花が21日、都内で行われた主演映画『リゾートバイト』の公開記念舞台あいさつに、藤原大祐、秋田汐梨、永江二朗監督と共に登壇した。本作にまつわるトークで会場を盛り上げた。

　NHKの連続テレビ小説『ブギウギ』などに出演して話題の伊原。主演映画の公開について「すごくうれしい。なかなかこう、イベントとかでネタバレをせずにいろいろお話をするのがすごく難しい作品」と説明。

　自身が演じた大学生・内田桜は「桜はあまり自分発信でなにかをするような女の子ではない。演じていて、自分が思ったことには割と正直に行動できるタイプ。この作品を通じて、後半になってどんどん変わっていく桜も見ていただけるのでは」と話した。

　劇中では、伊原の身体能力を生かしたエビ反りシーンがあると明かされると、伊原自身は撮影前に「参考映像を監督からいただいた。私自身も『取り憑かれた少女』とか『悪魔』とか調べて、いろいろ参考にしたりした。ホラーが苦手なのに、そのときのカメラフォルダだけホラー映像だらけでした」と明かした。

　藤原は「あのシーンのときの六花さん、マジでカッコよかった。完全にゾーン入っていた」と賞賛。永江監督も「見た人はCGかと思うのでは」と述べた。

　さらに永江監督は、伊原について「ホラー苦手なんですけど、ホラーのセンスが抜群」と褒め称え、「これね、見られたホラー関係者の人はビックリすると思う。でも彼女はホラーが苦手でNGにしているくらい、今作だけ」と説明するも、「これ見たら、ホラー映画（のオファー）が殺到するのではないかと心配している。そのへんは、事務所の方と相談していただけたら」とほほ笑んだ。

　同作は、2009年に投稿サイト「ホラーテラー」に初投稿され、その後「2ちゃんねる」などで話題を呼んだネット都市伝説を映画化。小さな島を舞台に、リゾートバイトでやって来た大学生の内田（伊原）らに降りかかる恐怖を描く。