ジャニー氏の「菊田一夫演劇賞特別賞」が取り消し「性加害の実態が明らかとなったことを受けて」

旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題をめぐり、映画演劇文化協会は18日、2003年にジャニー氏に贈賞した「菊田一夫演劇賞特別賞」を取り消すことを発表した。

SMILE-UP.としてリスタートしたジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】
SMILE-UP.としてリスタートしたジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】

映画演劇文化協会が発表

 旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の故ジャニー喜多川元社長による性加害問題をめぐり、映画演劇文化協会は18日、2003年にジャニー氏に贈賞した「菊田一夫演劇賞特別賞」を取り消すことを発表した。

「故ジャニー喜多川氏の菊田一夫演劇賞特別賞の取消しについて当協会では菊田一夫演劇賞を主催しておりますところ、2003年4月4日に第28回(2002年度)菊田一夫演劇賞の選考結果を発表し、永年のショービジネスに対する多大な情熱と功績を讃え、故ジャニー喜多川氏に対して菊田一夫演劇賞特別賞を贈賞し、顕彰いたしました。しかしながら、今般、同氏による性加害の実態が明らかとなったことを受けて、検討した結果、同氏は菊田一夫演劇賞における顕彰に相応しくないとの判断に至りました。つきましては、菊田一夫演劇賞は、故ジャニー喜多川氏への菊田一夫演劇賞特別賞の贈賞を取り消すことといたしましたので、お知らせいたします」

 映画演劇文化協会のホームページ内の菊田一夫演劇賞の授賞記録からは、ジャニー氏の名前が削除された。

 ジャニー氏については、日本作曲家協会は今月13日、19年の第61回日本レコード大賞でジャニー氏に贈った特別音楽文化賞を取り消したことを明らかにした。協会の公式サイトの記録からも削除した。

 9月にはギネスワールドレコーズが、ジャニー氏の記録を公式サイトから削除した。同氏は11年に「1974~2010年に計232曲のナンバーワンヒット曲を生んだ」などとして、ギネスブック12年版で世界記録が認定されていた。

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