辻美優「世界一かわいいポーズ見せて」要望に「elfin’」ポーズを伝授

映画「セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~」が21日、東京・渋谷のユーロスペースで公開初日を迎え、主演で美声女ユニット「elfin'」の辻美優(23)、新井裕介(33)、花房里枝(23)、目黒啓太監督(33)が舞台あいさつに登壇した。

新井裕介、辻美優、花房里枝、目黒啓太監督(左から)
新井裕介、辻美優、花房里枝、目黒啓太監督(左から)

映画「セカイイチオイシイ水」公開初日舞台あいさつ

 映画「セカイイチオイシイ水~マロンパティの涙~」が21日、東京・渋谷のユーロスペースで公開初日を迎え、主演で美声女ユニット「elfin’」の辻美優(23)、新井裕介(33)、花房里枝(23)、目黒啓太監督(33)が舞台あいさつに登壇した。

 フィリピン・パンダンの水道建設工事を描いた実話に基づいた物語。戦争の傷を乗り越えながら、9年もの歳月を費やし、国境を越えた友情が生まれる感動のストーリーだ。撮影も日本とフィリピンで行われた。

 ボランティアで水道プロジェクトに参加することになった女子大生・明日香を演じた辻は「こうして初日を迎えられたことを本当に嬉しく思います。映画製作発表から約2年くらい経っているんですけど、監督を始め、キャストの皆様とスタッフ、関係者の皆様の気持ちのこもった素敵な映画に出来上がっていると思います。この場に皆さんといられることが本当に幸せです」と感慨深げな表情を浮かべた。

 明日香の指導にあたる青年・田中役の新井は、ボロボロのジープでの登場シーンを振り返り「まずジープは本当にボロボロだったんですよ。あれが出てきた瞬間に『これか、まじか』って声に出るくらい。作品として“汚し”は入っているんですけど、“汚し”を取っても汚いっていう本当にすごいジープでした。実際、1回、撮影中に止まったんですよ。動かなくなって。面白いこと盛りだくさんな現場でした」と笑顔でハプニングを明かした。

 辻の同じ「elfin’」の花房は、明日香をボランティアに誘っておきながら、自分はフィリピンには行かない友人の瞳役を演じた。「瞳は楽しいことに引かれて、楽観的なポジティブな性格で、フィリピンのことをたぶん思い立ったと思うんです。結果的に行かなかったんですけど、そんな瞳のさりげないひと言、何気ないひと言をきっかけにストーリーが動き出すきっかけだったりとか、明日香がフィリピンのボランティアに行って、そこで成長だったりしていくきっかけを結果として与えることができて、瞳としてとても嬉しく思っています。普段、生活している中で、友達の何気ないひと言だったりとか、先生だったり、メンバーだったり、マネジャーさんだったりの何気ないひと言で行動に移すことってあると思うんですけど、この作品を通じて、本当にきっかけというのはすぐ近くにあるんだなっていうことを感じてもらえたら嬉しいな」と話した。

辻美優「おいしい水が出てくるのは当たり前だと思っていた」

 また、辻は撮影を通じ、水に対する意識が大きく変化したことを告白。

 「日本では蛇口をひねればきれいなお水、おいしい水が出てくるのは当たり前だと思っていた。実際にフィリピンの撮影の現場に行ったら、お手洗いがなかったり、水道がちょっと遠いところ、もしくはあまりないという現状を目の当たりにして、自分の当たり前が変わったかなと思います。実際、今現在、フィリピンに限らず、世界中では100万人以上の子供たちが亡くなっている現状を自分自身知って、本当に衝撃を受けまして、この映画を通じてたくさんの方々にまだ世界にはそういう現状があるんだということを知って欲しいなと思いました」と神妙に訴えた。

 本作が長編デビュー作となった目黒監督も「お水の大切さとか、海外だとそういうことで命を落とされている方がたくさんいるみたいなことって、あんまり普段生活していたら入ってこないことですし、何気なく過ごしちゃっている。ただ、それをいきなり言われても、パッと受け入れがたいような気持ちもある。辻さんが演じてくださった明日香のキャラクターはあんまりそういうことに対して意識が高くない。それで何か入り口みたいなものになったらよいなと思っています」と期待を込めてうなずいた。

 フォトセッションの時間では、共演者同士の和気あいあいとしたムードを感じさせる一幕もあった。新井が「せっかくかわいい2人がきれいな衣装を着て、という場があるので、セカイイチオイシイ水にかけて世界一かわいいポーズをちょっと見せてもらえたらなと」と提案すると、辻が「これ、世界一かわいいと思うんですよ」と呼応し、親指と小指を立てるelfin’のポーズを伝授。4人揃ってelfin’ポーズを決めた。

 辻は「世界には知らないことがたくさんあって、今回、飛行機で何時間って行ったところに人にとって大切でなければならない、身近でなければならない水が身近にない状況がまだまだあるんだということを私も知りましたし、皆さんにももっともっと知って欲しいと思います。この映画を通じて、水の大切さと命の大切さというものを感じていただいて、心に響いていたら私としてもとても幸せだし、嬉しいなと思っております」と話し、集まった観客に頭を下げた。

 なお、明日香のホームステイ先の娘を演じたフィリピンの国民的人気子役ミエル・エスピノーザ(8)は、体調不良のため、来日キャンセルとなった。

(ENCOUNT編集部)