ジャニーズ事務所あらためSMILE-UP.（スマイルアップ）社は17日、ファンへ向けて「新会社設立に伴う新社名募集」を行った。

　10月17日付けで「株式会社ジャニーズ事務所」から社名変更したSMILE-UP.。この日はこれまでの所属タレントがエージェント契約する新会社の社名案をファンクラブ向けに募った。

　応募期間は17日午後6時から今月31日の午後11時59分まで。

　旧ジャニーズ事務所を巡っては、故ジャニー氏による性加害問題を今年3月に英国の公共放送局BBCが報じると社会問題に。4月にはカウアン・オカモト氏が会見を行い複数回にわたって性加害を受けた旨を訴えた。

　ジャニーズ事務所は9月7日にこの問題を巡って初会見。事務所の名称について東山紀之新社長が「これまでタレントさんが培ってきたプライド」として変更はしないと明言していた。今月2日に行った2度目の会見では一転し、ジャニーズ事務所を「SMILE-UP.」（スマイルアップ）と社名変更することと「個々のタレント、グループとエージェント契約をしながら、発掘・育成もすること」を目的とした新エージェント会社を設立することを表明した。5日にはビルの社名の撤去が始まった。

　SMILE-UP.は被害者の補償に専念し、タレントのマネジメントや育成業務から撤退。補償が終わり次第廃業する予定となっている。

　企業公式サイトは16日までは「Johnny＆Associates」と表示されていたが、17日に入ると、「社名変更に伴い弊社サイトは以下に移動しました」と表示。また、タレントの情報が掲載されているもう1つ公式サイト・Johnny’s netに関しても、ロゴがFAMILY CLUB Official Siteに変更された。

　ジャニーズJr.の名称も変更になり、公式サイトの表記は「ジャニーズジュニア　Official Website」から「ジュニア　Official Website」に。ファンクラブ「ジャニーズJr.情報局」も「ジュニア情報局」になった。タレントのファンクラブ公式サイト「Johnney’s FAMILY CLUB」も、サイト内の表記やロゴが「FAMILY CLUB」と変更された。同じくファン向会員サイトの「Johnny’s web」は、「FAMILY CLUB」の表示に切り替わった。