74歳で死去の谷村新司さん、73歳の盟友が追悼「今ぼくがあるのはチンペイさんのおかげ」

シンガー・ソングライターの谷村新司さん(享年74)が今月8日に亡くなっていたことを受け、盟友でフォークシンガーのばんばひろふみ(73)が17日、追悼文を自身のフェイスブックでつづった。

谷村新司さん(左)とばんばひろふみの2ショット【写真:ばんばひろふみフェイスブックより】
谷村新司さん(左)とばんばひろふみの2ショット【写真:ばんばひろふみフェイスブックより】

ラジオ3番組で展開した「天才・秀才・バカ」で名コンビ

 シンガー・ソングライターの谷村新司さん(享年74)が今月8日に亡くなっていたことを受け、盟友でフォークシンガーのばんばひろふみ(73)が17日、追悼文を自身のフェイスブックでつづった。

「我が友チンペイさんが亡くなった アマチュア時代に知り合い 同じ事務所に所属してお互い切磋琢磨してきた。大阪MBS『ヤングタウン』 東京文化放送『セイ ヤング』 この深夜放送で毎週2回顔を合わせていた。当時家族と過ごすより多くの時間を共有していた。今年の春先に病を患い年内の活動を停止することを知りとても心配していましたがきっとすぐに復帰してくれると思っておりました それなのに突然の訃報に言葉もありません 今ぼくがあるのはチンペイさんのおかげだと思う 有難うチンペイさん 安らかに眠ってください ご家族 ご親族の皆様に心より追悼の意を表します」

 ばんばと谷村さんは音楽仲間であり、ラジオ番組での名コンビとしても知られてきた。1972年10月~78年3月まで放送されていた文化放送『セイ!ヤング』の名物コーナー「天才・秀才・バカ」は、リスナーから面白い話を募り、映画『燃えよドラゴン』のメインテーマ曲をBGMにしながら紹介。2人が「天才」「秀才」「バカ」の3段階に分けて採点する投稿企画で大人気だった。そして、同番組が終了した後も谷村がパーソナリティーの文化放送『青春大通り』(78年4月~80年3月)、『青春キャンパス』(80年4月7日~1987年4月)に受け継がれて放送された。

 谷村さんは48年12月11日、大阪府生まれ。65年、高3でアマチュアのフォークトリオ、ロック・キャンディーズを結成し、73年に堀内孝雄、矢沢透の3人でアリスとしてデビューした。『今はもうだれも』『冬の稲妻』『涙の誓い』『ジョニーの子守唄』『チャンピオン』『狂った果実』などヒット曲を連発。ソロとしても、『昴』『サライ』『群青』など名曲の数々を残した。

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