湯川れい子氏、谷村新司さんの訃報に沈痛 声を震わせ「本当に早すぎます」

音楽評論家の湯川れい子氏が16日、都内で行われた『WFP チャリティーエッセイコンテスト 2023』の表彰式に出席。亡くなった谷村新司さん(享年74)の訃報についてコメントを求められ、「まだ気持ちの整理がついていない。本当に早すぎます」と声を震わせた。

イベントに登場した湯川れい子【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した湯川れい子【写真:ENCOUNT編集部】

最後に会ったのは昨年のクリスマスのディナーショー

 音楽評論家の湯川れい子氏が16日、都内で行われた『WFP チャリティーエッセイコンテスト 2023』の表彰式に出席。亡くなった谷村新司さん(享年74)の訃報についてコメントを求められ、「まだ気持ちの整理がついていない。本当に早すぎます」と声を震わせた。

 表彰式は午後2時ごろにスタート。谷村さんの訃報が報じられたのは、その約1時間後。表彰式も15時過ぎに終了。湯川氏は終わってすぐ谷村さんの訃報を知り、そのまま報道陣の取材に応じた。開口一番「ちょっと気が動転している」とし、「まだ(訃報を)うかがったばかりで、まだ気持ちの整理がついていない。本当に残念です。早すぎます、本当に早すぎます」と沈痛の面持ちだった。

 谷村さんと最後に会ったのは「去年のクリスマスのディナーショーだったのかな」といい、「毎年春に国立劇場でコンサートをやられていて今年も楽しみにしていたけど、お知らせがなくてどうしたのかなって、奥さまにどういう状況なのか、うかがった。なかなか戻らないって……。珍しい血液型をお持ちになっていて闘病が大変だと聞いていました」と明かした。

 谷村さんは「シンガーソングライターとして、ご自身が歌詞も曲も書けるすごい方で。『昴』も『群青』も、壮大なメロディーをお書きになる方で。山口百恵さんの『いい日旅立ち』も谷村さんが手がけたと記憶している。人間的にもものすごく温かい。ずっと長い間存じ上げていて、大好きだった」と早すぎる別れを惜しんだ。

 応募1作品につき給食2日分にあたる60円が寄付され、途上国の子どもたちへの学校給食支援に役立てられる同コンテスト。今回のテーマは「未来につなぐ思い出ごはん」で、応募総数は1万9052通となり、寄付金総額は114万3120円にとなった。湯川氏は国連WFP協会顧問を務めており、選考にも関わった。

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