ジェマ・ルイーズ、17歳で日本移住を決めたワケ 外国人というだけで浴びる視線に抵抗感

SNSで話題の日本在住イギリス人グラビアアイドル、YouTuber、コスプレイヤーのジェマ・ルイーズが、ENCOUNTのインタビューに応じた。2019年にデビューし、写真週刊誌では「リア・ディゾン」の再来として紹介されたが、その素顔はあまり知られていない。取材してみると、日本語が得意でフレンドリー。モーニング娘。や大塚愛のファンなど意外な一面が見えてきた。そして、初対面のタクシー運転手との心温まるエピソードを明かした。

日本在住イギリス人グラビアアイドル、YouTuber、コスプレイヤーとして活躍するジェマ・ルイーズ【写真:舛元清香】
日本在住イギリス人グラビアアイドル、YouTuber、コスプレイヤーとして活躍するジェマ・ルイーズ【写真:舛元清香】

ジェマ・ルイーズをインタビュー「歌手デビューに向けて進行中です」

 SNSで話題の日本在住イギリス人グラビアアイドル、YouTuber、コスプレイヤーのジェマ・ルイーズが、ENCOUNTのインタビューに応じた。2019年にデビューし、写真週刊誌では「リア・ディゾン」の再来として紹介されたが、その素顔はあまり知られていない。取材してみると、日本語が得意でフレンドリー。モーニング娘。や大塚愛のファンなど意外な一面が見えてきた。そして、初対面のタクシー運転手との心温まるエピソードを明かした。

――日本語が上手だと感じます。どれくらいの期間、勉強したのでしょうか。

「16歳くらいのときに週3回程度の日本語の夜間講座に1年間通い、家でも独学で勉強をしてきましたが、ほとんどは日本で日常生活を送ることで学んだものです。流ちょうには程遠いですが、日本語を学ぶ上でもっと自然に話せるようになるにはこの方法が一番良いと思っています」

――日本でデビューする前はどんな生活を送っていましたか。子ども時代などについて聞かせください。

「日本に来る前は父と母、それから兄と姉と一緒に暮らしていました。私は3人兄弟の末っ子です。赤ちゃんのときには、母が応募した一番かわいい赤ちゃんを選ぶコンテスト(Bonny Baby Competition)で優勝しました。母は同じようなコンテストに応募して私をエントリーしていました。子ども時代をイギリスで過ごした楽しい思い出はたくさんありますが、大変な思いをしたこともありましたね」

――現在、日本でどんな活動をメインにしていますか。

「ファンクラブを持っていて、SNSにはアップしていない写真をシェアしています。また、毎月フォトセットを作っています。ファンクラブとは別にYouTubeでも活動していて、月に2、3回は日本での旅行の様子を紹介しています」

――なぜ、活動拠点を日本にしようと思ったのですか。

「幼い頃から日本や日本の文化が好きでした。最初、日本に来ることは私にとって自然なことに思えましたが、どれくらい長く滞在するかは考えていませんでした。でも、すでに数年がたちました。日本は私の性格や興味に合っている国だと感じています」

――動画投稿で日本のことをたくさん発信していますね。日本のどんなところが好きですか。

「日本で最初に好きになったのはJ-POP、コスプレとゲーム。その後から言語や食べ物など日本のさまざまな側面に興味を持つようになりました。大塚愛さん、モーニング娘。さんのことはずっと好きで、今も応援しています」

ジェマ・ルイーズは日本語が得意【写真:舛元清香】
ジェマ・ルイーズは日本語が得意【写真:舛元清香】

タクシー運転手との心温まるエピソード「本当に忘れられません」

――今までの日本生活で最も大変だったことは何ですか。エピソードとともにお聞かせください。

「とても単純なことのように聞こえるかもしれませんが、最も難しいと感じることは自分が常に『外国人』であるということです。特に日本国内の典型的な観光地以外の場所にいるときはよく人からの視線を感じます。いつも外国人として見られていることに少しうんざりしてしまうこともあります」

――苦手な部分について語るYouTube映像もありました。特に日本の「ナンパ」が嫌なようですね。

「日本に関して私が初めて嫌な思いを抱いた事柄はナンパの文化でした。17歳ぐらいで初めて日本に引っ越してから、ナンパで怖い目にあったり、嫌な思いをしたことがたくさんありました。もちろん、ナンパは世界中どこでもあることですが、適切な場所とタイミングがあると思います。だけど、日本でナンパしてくる男性たちはいつどこでもナンパしていいと思っているようで、非常にしつこいです。私はこの類の男性が好きではないし、ナンパを当たり前のことにするべきではないと思います」

――逆に日本の生活で一番心温まったエピソードを教えてください。

「心が温くなるような瞬間はたくさんありますが、中でも特に印象に残っているのは終電に間に合わなかったときのことです。その場所から私の家までは少し距離があり、そのとき、持ち合わせている現金は1万円だけでした。私は帰れるかどうか心配で、タクシーに乗る前に運転手さんに『1万円で家まで帰れますか』とたずねると、見積もりは1万5000円近くでした。それでも、その人は私を車に乗せてくれたのです。そして、私は家の前に着いてその1万円札を渡そうとしましたが、彼は『大丈夫だから』と言って、受け取ろうとしませんでした。きっと、当時の私があまりお金を持っていないことを心配してくれたのだと思います。このことは本当に忘れられません」

――日頃、SNSではさまざまな意見が寄せられると思います。日本人のSNSの接し方についてどう思われますか。良い点と悪い点は。

「私のSNS投稿にフォロワーの皆さんからいつもたくさんのコメントをくださり、うれしく思っています。いつも『おはよう』は言えるように努力していますし、みなさんからの返信を見ると、うれしくてやる気が出ます。ファンやフォロワーがたくさんいると、日本に大きな家族がいるような気持ちになります。もちろん、フォロワーが多ければ悪い人も引き寄せるし、私になりすますアカウントはたくさん存在します。また、公に特定されたり、ストーカーに目を付けられたりすることはいつも心配しています」

――今後はどのような活動をしていきたいでしょうか。目標などはありますか。

「今月28日には、『ジェマ・ルイーズ2024年カレンダー』が発売になります。もう、予約販売は始まっています。それと、長い間準備中でしたが、現在、ファーストシングルをリリースする歌手デビューに向けて進行中です。既にレコーディングを終えていて、もうすぐミュージックビデオ撮影をする予定です。とても楽しみです。今までSNSではあまりシェアしてきませんでしたが、歌は私の情熱のひとつです。デビューでみなさんとシェアできることが待ちきれません」

【ジェマ・ルイーズのYouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/@gemmalouisetokyo
【ジェマ・ルイーズのXアカウント】https://twitter.com/gemmalouisejpn
【ジェマ・ルイーズのInstagramアカウント】https://www.instagram.com/gemmatokyo/

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