ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』（木曜午後9時）の第2回が、ドコモの映像配信サービス「Lemino」で12日に配信された。

　同作は、JO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、激しい競争の中、困難に挑み、挫折を乗り越えながら共に成長していく。今回は初のガールズグループ。

　国民プロデューサー（視聴者）による投票で、101人の中からデビューするメンバー11人が決定。国民プロデューサーはdアカウントを作成することで1日につき1票、11人まで国民投票が可能。またLeminoのアプリをダウンロードすれば、追加でもう1票投票できる（各日2票）。

　国民プロデューサーの代表として歌手の木村カエラが司会進行を務め、歌手の青山テルマ、韓国のロックバンド・FTISLANDのメンバーで俳優としても活動するイ・ホンギ、ダンサーの仲宗根梨乃、K-POP振付師のYUMEKI、ラッパーのKEN THE 390がトレーナーとして練習生を指導する。

　今回は100人（1人辞退）の練習生のレベル分けが完了。元アイドル出身で注目を集めていた笠原桃奈と加藤心のランクも確定した。

（※以下、内容に関する記述があります）

　26組のチームに分けられた練習生は、レベル分けをするためトレーナー陣の前で歌とダンスを披露。AランクからFランクの5段階で、「準備ができていない」と評価された練習生にはB以下がつけられ、Fは落第となる。

　判定の結果Aランクには、練習生評価で1位だった海老原鼓、ダンス留学経験がある小田有葉、元ハロー！プロジェクトのアイドルグループ・アンジュルムで活躍した笠原桃奈、韓国人と日本人で結成されたCherry Bulletで活動していた加藤心、韓国のガールズグループ・New Jeansの候補生として韓国大手事務所に所属していた櫻井美羽、「アメリカズ・ゴット・タレント」でセミファイナルに出場した佐々木つくし、登録者数35万人越えのインフルエンサー双子・中森琴音と美琴、韓国の事務所の練習生だった山本すずのほか、須藤紗暮、高見文寧の合計12人が選ばれた。

　桃奈と心はアイドルとして本格的に活動していたことから、練習生やトレーナー陣からも注目されていた。2人はチーム「rebloom」としてパフォーマンスに挑んだ。練習生の誰よりも場数を経験していることから、YOASOBIの『アイドル』を選曲。リボンのついたかわいらしい衣装で、歌、表情、ダンスともに圧倒的なパフォーマンスを見せつけた。

　再びアイドルを目指す理由を聞かれた桃奈は、「音楽、アイドルというお仕事が大好きで、もっとグローバルに活動したいという気持ちが芽生えた。絶対11人の中に選ばれてデビューしたい」と笑顔で回答。一方、心は、「健康上の理由だったりいろんなことが重なって、夢を諦めざるを得なくなって帰って来た」とCherry Bulletを脱退した理由を明かし、「もう1度だけ歌とダンスをやりたいという気持ちが芽生えて挑戦した」と伝えた。

　トレーナー陣は2人をAランク判定にしたものの、Cherry Bullet時代の事務所の先輩にあたるイ・ホンギは、「ちょっと悩んだ。めっちゃうまいのに、その気持ちがなんでか伝わってこない」と本音を告白。「それをこれから皆さんと一緒に探せば、可能性は広い」とアドバイスした。仲宗根も「人生かけてカムバックしてる。スキル以上の何かを感じたい」と声をかけた。

　第1回で心の練習生評価が低かったことを気にかけていた桃奈は、自分と共に心がAランクと告げられると、膝から崩れ落ちて涙を流した。心は「帰ってきて初めての舞台を一緒にやれてよかった。もう絶対にアイドルやらないって思ってたから」と桃奈を抱きしめ、「勇気づけてくれて本当にありがとう」と感謝した。

　この場面にSNS上では、「桃奈かっこよすぎる。パフォーマンスもだけど、何よりも心がかっこいいよ」「桃奈ちゃん、自分がAって言われた時じゃなくて、心ちゃんが呼ばれた時にうずくまるのがほんとに優しい方なんだなって思った」と感心する声や、「チェリバレ時代の心ちゃんの笑顔が忘れられなかったから、今こうやって踊ってる姿が見れるのうれしい」といった心のファンの声も見られた。

　トレーナー陣による判定で、Bランク21人、Cランク27人、Dランク24人、Fランク12人が決定。さらに合宿と課題曲により再度レベル分けを行うことが発表された。