エルトン・ジョン、バンドメンバーを解雇へ コロナ禍によるツアー中止で「約80億円の損失」
新型コロナウイルスの感染拡大により、巨額の経済損失を受けているミュージシャンのエルトン・ジョンは、バンドメンバー及び多くのスタッフの解雇を余儀なくされているという。開催予定のワールド・ツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」の日程の多くは、現在も猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で中止などに追い込まれた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
「ツアーの収益が一夜にして消えた」… 英紙が報じる
新型コロナウイルスの感染拡大により、巨額の経済損失を受けているミュージシャンのエルトン・ジョンは、バンドメンバー及び多くのスタッフの解雇を余儀なくされているという。開催予定のワールド・ツアー「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード」の日程の多くは、現在も猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で中止などに追い込まれた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
同紙によると、エルトン・ジョンのキャリア最後となるツアーの米国での34公演が中止または延期となり、結果として6000万ポンド(約80億円)の損失が出たとされている。加えて、今後の9月から12月までの公演も、感染拡大や社会的距離の措置などでファンが会場に集まれるか不透明なため見通しが立っていないという。
今回の件について、ある関係者は「今年のツアーの収益は6000万ポンドを超えるとみられていました。しかし、その収益が文字通り一夜にして消えてなくなりました。このようなことは誰も予想できませんでした」とコメントしている。
また、エルトン・ジョンの公式ツイッターでは4月に今回の米国ツアーの中止を発表。その中で「医療サービスが日に日に重圧の増す状況に置かれる中、ファンの安全や健康を考慮し苦渋の決定がくだされました」とツアー中止の経緯を伝えていた。
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【画像】ツアー中止をツイッターで報告