「ジャニーズを最も知る男」白波瀬傑前副社長、15日で嘱託社員契約を終了 口開かぬまま退所の意向
ジャニーズ事務所は12日、故ジャニー喜多川氏による性加害問題で代表取締役副社長を引責辞任した白波瀬傑氏の嘱託社員としての契約について「15日をもって終了します」と明らかにした。
性被害申告者の「在籍確認作業」協力は継続
ジャニーズ事務所は12日、故ジャニー喜多川氏による性加害問題で代表取締役副社長を引責辞任した白波瀬傑氏の嘱託社員としての契約について「15日をもって終了します」と明らかにした。
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白波瀬氏は1975年にジャニーズ事務所へ入社。82年から広報、メディア対応を主導してきた。ジャニー氏、故メリー喜多川元副社長の元側近で性加害問題を放置、隠ぺいに協力していた疑いもあり、9月7日の第1回記者会見では報道陣から「なぜ、白波瀬氏はここにいないのか」と問われる場面もあった。その際、東山は「退任したので」と釈明した。しかし、白波瀬氏はその後も嘱託社員として勤務を継続。主な業務は広報、メディア対応業務の引き継ぎ。並行して、同事務所が設けた被害者救済委員会に被害を申告した人物の「在籍確認作業」に協力していた。
同事務所によると、白波瀬氏は契約終了をもって業務から完全に離れることになる。一方で、他のOBと同様に被害申告者の在籍確認作業で協力を仰ぐこともあるという。
白波瀬氏については、事務所の最古参で記憶力にも優れていることから「ジャニーズを最も知る人物」と称されてきた。一方で、性加害問題で矢面に立っているのはタレントの東山紀之新社長と井ノ原快彦新副社長。さまざまな批判が上がる中、東山は今月2日の記者会見で、「白波瀬さんにも説明責任はあると思います」と話した。しかし、複数の関係者が「白波瀬さん本人にその意向はない」と証言。白波瀬氏は口を開かぬまま、48年勤務した職場を離れるつもりだ。