ジャニーズが「指名リスト問題」調査結果を発表 NG記者との質疑14.5分、候補記者との11.5分を上回る

ジャニーズ事務所は10日夜、公式サイトを更新し、今月2日に都内で開いた記者会見における「指名リスト問題」の調査結果を発表した。「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」と題した内容で約5000字の長文を掲載。調査は同事務所の山田将之チームコンプライアンスオフィサー(CCO)が担当し、「関係者のヒアリング結果及び関係資料の確認結果等に基づいてとりまとめたもの」としている。

2日にジャニーズ事務所が行った会見の様子【写真:ENCOUNT編集部】
2日にジャニーズ事務所が行った会見の様子【写真:ENCOUNT編集部】

公式サイトに「別添資料」で、やり取りを文字起こし

 ジャニーズ事務所は10日夜、公式サイトを更新し、今月2日に都内で開いた記者会見における「指名リスト問題」の調査結果を発表した。「NGリストの外部流出事案に関する事実調査について」と題した内容で約5000字の長文を掲載。調査は同事務所の山田将之チームコンプライアンスオフィサー(CCO)が担当し、「関係者のヒアリング結果及び関係資料の確認結果等に基づいてとりまとめたもの」としている。

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 発表によると、会見2日前の打ち合わせで運営を任せていたコンサルティング会社から、「指名NG」の記者の名前が書かれた一覧が配られた。しかし、同社担当者からは、「NG」は、あくまで「要注意」という趣旨の説明があった。その上で、事務所側は「指名NG記者リストに記載されている記者も指名するよう明示的に指示をした」としている。

 しかし、会見当日の朝、コンサルティング会社の担当者が写真入りの「指名リスト」(リスト上では「氏名候補記者」「氏名NG記者」と表記)を独断で作成。コンビニエンスストアでのコピーやグループLINEで、司会者、運営を担当したコンサルティング会社、イベント会社の関係者でリストを共有したとしている。一方、ジャニーズ事務所、同事務所顧問の西村あさひ法律事務所の関係者はリスト作成・共有などには一切関与していなかったとしている。

 また、会見については、実際は「氏名NG記者」「氏名候補記者」ともに約5割を指名したとしている。また、挙手せずに質問した複数の「氏名NG記者」と登壇者のやり取りも文字起こした「別添資料」も示した上で、「質疑に計14.5分対応」とし、「氏名候補記者」の対応時間の計11.5分を上回っているとしている。なお、会見はジャニーズ事務所側からの社名変更などの説明、欠席だった前社長の藤島ジュリー景子氏からの手紙朗読などで約34分をかけている。

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