綾小路翔「たぶんメンバーしか友達がいない」 原因は自身の性格「うざがられる傾向がある」

ロックバンド「氣志團」の綾小路翔が10日、東京大学・先端科学技術研究センター内で行われた「世界メンタルヘルスデー2023 #ココロに聞いてみよう! ~私たちの日常とメンタルヘルス~」のトークイベントに俳優で歌手の星乃夢奈、フリーアナウンサーの内田恭子と共に出席。自身の悩みを赤裸々に告白した。

トークイベントに出席した氣志團の綾小路翔【写真:ENCOUNT編集部】
トークイベントに出席した氣志團の綾小路翔【写真:ENCOUNT編集部】

リアル10代を前に当時を述懐

 ロックバンド「氣志團」の綾小路翔が10日、東京大学・先端科学技術研究センター内で行われた「世界メンタルヘルスデー2023 #ココロに聞いてみよう! ~私たちの日常とメンタルヘルス~」のトークイベントに俳優で歌手の星乃夢奈、フリーアナウンサーの内田恭子と共に出席。自身の悩みを赤裸々に告白した。

 氣志團のリーダーとして、メンバー交代や休止を経て、約26年活動する綾小路。自身について「だいたい喉元過ぎると熱さを忘れるタイプ。たぶん、そのときにごちゃごちゃして、きっと皆で乗り越えてると思う」と振り返り、「あんまり残さないという、このいい加減な性格がよかったのでは。子どもの頃から怒りが持続しないタイプで忘れっぽい。良かったことだけ、どんどん美化して、自分の中で美しく盛り上がっていく」と自己分析した。

“永遠の16歳”とも自称する綾小路翔は、会場に詰めかけたリアル10代を前に若かりし頃を述懐し、当時は「友達好き好き病」だったと明かした。「自分の友達大好き。当時からバンドやったり、それこそ皆でこう……なんて言うんですかね、“仲良しバイクサークル”みたいな。夜の国道を、皆で仲良くツーリングするクラブみたいな活動をしていた(笑)。その仲間たちがとっても大好き。僕はですね、ものすごくおせっかいで、めちゃくちゃ世話を一方的に焼いたりとか過保護」と語り、「自分の愛がいつも満たされない」と当時の悩みを吐露した。

 内田が「愛が空回り」と要約すると、綾小路は「そうなんです。だいたい片思い」とうなずき、「本当にあの頃のこと、全部後悔してるぐらいのところがある。『僕はなんてことしちゃったんだろう』と。こんな赤の他人がしつこく『お前これよくない』とか。どの目線で言ってたんだろう。メンバーに対しても最近ちょっと思うところがあったんですよね」と反省しきり。さらに「都内でたぶんメンバーしか友達がいないんですよ」と言い、「向こうが聞いてもいないのにおせっかいを焼き続けてうざがられる傾向がある。もうちょっと、皆が相談しやすい人間になりたい」と憧れを口にした。

 綾小路は2023年1月3日、結成25周年の日本武道館コンサートをもって、コンサート活動を無期限休止。声帯の治療やリハビリを行うことを公表。手術を経て、今秋よりライブ活動を再開した。

 同イベントは、アーティストやクリエイターを心と身体の両面からサポートするプロジェクト「B-side」を行うソニー・ミュージックエンタテインメントとの共催で実施。今回は10代から20代の若者世代への理解を深めたいという思いから、ゲストとして綾小路と“応援サポーター“として星乃が出席した。

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