俳優の吉岡里帆、永山瑛太が10日、都内で行われたカンテレ・フジテレビ系の連続ドラマ『時をかけるな、恋人たち』（火曜午後11時）の合同取材会に出席した。

　本作は、ヨーロッパ企画・上田誠氏によるオリジナル脚本。令和の時代を生きる主人公・常盤廻（ときわ・めぐ）が、未来からやってきたタイムパトロール隊の井浦翔と出会い、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするラブコメディー。

　意外にも初共演となった2人。永山は、吉岡について聞かれると「人間能力のレベルが違う。（自分が）どうしようもない気持ちになってくる。現場にいる時間は、もちろんお芝居をするけど、より人を大事にしている。“人としてどう居るか”に重きを置いている人は、これまでにあまりいなかった気がする。こんな人格者の方、女優さんはいらっしゃらない」と大絶賛した。

　300年後の未来人という難しい役柄を演じきれたのは吉岡のおかげだといい、「吉岡さんだからこの現場を最後までクリアできた。吉岡里帆さんって人を信じることを貫いて毎日翔を演じていました。吉岡さんが座長なので、僕はその船に乗っていただけ。いろんな操縦を絶対に迷わないように運転してくれる。どこに行こうとしても、上手く引き戻してくれる」と初共演ながら絶対的な信頼を寄せていた。

　それを聞いた吉岡は、恐縮そうにほほ笑みながら「私が船だとしたら面白い島に連れて行ってくれる。瑛太さんが『こっちだよ』と言ってくれるので、私はそれに焦点を合わせる作業をしていた。どの島も面白かったのは瑛太さんのパワーとお芝居の力。1人ではどうしようもなかったこのドラマのジャンルを、最高の場所に連れて行ってくれた」と感謝を伝えた。

　取材会終了後、吉岡が退出した後、永山は「吉岡里帆さんはすごいってことは書いてもらっていいですか？　吉岡里帆はすごい」と記者たちに伝え、最後まで吉岡を絶賛していた。