ジャニーズがコンサル会社に相談「会見が荒れないように手立てを考えて」 日テレ報道
ジャニーズ事務所2回目会見に向けてNG指名記者リストと指名候補記者のリストが作成されていた問題で、日本テレビ系『真相報道 バンキシャ!』(日曜午後6時)は8日、同事務所が会見を運営したコンサルティング会社に「会見が荒れないように手立てを考えて」と相談していたなどと報じた。
指名NG記者リスト問題
ジャニーズ事務所2回目会見に向けてNG指名記者リストと指名候補記者のリストが作成されていた問題で、日本テレビ系『真相報道 バンキシャ!』(日曜午後6時)は8日、同事務所が会見を運営したコンサルティング会社に「会見が荒れないように手立てを考えて」と相談していたなどと報じた。
放送によると、2回目の会見に向け、ジャニーズ事務所、弁護士の事務所、コンサルティング会社との打ち合わせは繰り返して行われ、先月、ジャニーズ事務所の幹部がコンサルティング会社に「会見が荒れないように手立てを考えて」などと相談したという。背景には、9月7日の第1回会見で一部の記者から登壇者に「性被害はあったか」と質問があり、人権侵害につながる懸念があったことなどを伝えている。また、ジャニーズ事務所側にとっては、第1回会見が「謝罪」、第2回会見は「新体制発表説明の場」という違い示す思いからの相談だったとしている。
そして、会見2日前の9月30日に行われた大詰めの打ち合わせには約20人が参加。ジャニーズ事務所代表取締役社長の東山紀之、副社長の井ノ原快彦、社長を辞任した代表取締役の藤島ジュリー景子氏も参加したとし、その際に記者名をリストアップした資料が配られ、井ノ原が「これ、どういう意味ですか。絶対に当てないとダメですよ」と質問したという。
コンサルティング会社側は「絶対に当てないという意味ではないです」と回答。その後、指名NG記者をどのタイミングで当てるかの相談が行われ、最終的には半ばあたりで指名することが決まっていたとしている。ただ、同番組の調査では、会見で指名された計24人で、リストに示されていたNG指名記者6人のうち、1人が全体の6番目に指名されたとしている。
この流れからリストはジャニーズ事務所側からの要望で作成されたように思われるが、同事務所は同番組であらためて「リストの作成は要望していない。弊社顧問弁護士らもこのような要望をしたことはありません」と回答。コンサルティング会社もジャニーズ事務所の関与を否定したとしている。