香取慎吾、死を迎える寺山修司演じる「僕の今をぶつけます」 主演舞台が24年2月上演
俳優の香取慎吾が『テラヤマ・キャバレー』にて主演を務めることが、10日に分かった。2024年2月に日生劇場、3月に梅田芸術劇場メインホールにて上演される。
劇作家・池田亮が書き下ろし
俳優の香取慎吾が『テラヤマ・キャバレー』にて主演を務めることが、10日に分かった。2024年2月に日生劇場、3月に梅田芸術劇場メインホールにて上演される。
本作は、23年に没後40周年を迎えた寺山修司さんが亡くなる前夜から始まる。47歳の寺山さんが死を迎えるその瞬間何を思ったのか? 自身の死をも劇化し人々に何かを残そうとした寺山さん。まだ残したい言葉がある、胸おどるようなスペクタクルが作りたい、人生という物語を完結させたくない、死を目前にしても、作品をつくることへの熱い思いは消えなかった。そんな寺山さんの前に“死”という登場人物が現れ、“死”と寺山さんの間で取引が交わされる。「日が昇るまでに、私(死)を感動させられる作品を作る猶予をあげよう」。“死”を感動させるため、また寺山さん自身も満足するまで、寺山さん最後の作品を命がけで作ろうとする個性あふれる劇団員たちと共に作り上げる。
演出には、ウエストエンド、ブロードウェイ、日本とさまざまな国で活躍してきたデヴィッド・ルヴォーを迎える。また共演者には、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)など、さまざまな舞台で活躍するすばらしい役者がそろった。そして、この斬新な切り口の物語を新進気鋭の劇作家・池田亮が書き下ろした。『あしたのジョー』他、寺山さんによる作詞の楽曲を数多く交えて、生演奏でオリジナル音楽劇としてお届けする。また、豪華出演者が担う寺山劇団員によるパフォーマンス、寺山さんの「いたずら心」「遊び心」も見え隠れする本は、この作品の見どころのひとつだ。
香取は、コメントで「死を迎える寺山修司を演じます。デヴィッド・ルヴォーさんが奏でる寺山修司に、僕の今をぶつけます。熱いキャバレーになりそうです。心燃やして参加します」と意気込んだ。