宇野昌磨、今季の目標は「自己満足」 ここ2年は好成績も「つらかった」と語る理由
「フィギュアスケートグランプリシリーズ2023」記者会見が8日、テレビ朝日にて開催され、出場予定の宇野昌磨、山本草太、鍵山優真、坂本花織、樋口新葉、三浦璃来、木原龍一の各選手及び、番組キャスターの松岡修造、解説を務める荒川静香、町田樹が出席した。
グランプリシリーズへの意気込みを語る
「フィギュアスケートグランプリシリーズ2023」記者会見が8日、テレビ朝日にて開催され、出場予定の宇野昌磨、山本草太、鍵山優真、坂本花織、樋口新葉、三浦璃来、木原龍一の各選手及び、番組キャスターの松岡修造、解説を務める荒川静香、町田樹が出席した。
「フィギュアスケートグランプリシリーズ」は、国際スケート連盟が承認するフィギュアスケートのシリーズ戦。第1選アメリカ大会、第2選カナダ大会、第3選フランス大会、第4選中国大会、第5選フィンランド大会、第6選日本大会および、6大会の上位選手が出場するグランプリファイナルによって構成される。
2022年、23年と日本人初となる世界選手権連覇を達成した宇野。今季の目標について「自己満足」という表現を使うと「この2年間は自分が思っていた以上の結果を出すことができました」と振り返るが、一方で「もう一度見たい演技ができているかと考えたとき、満足していない」と胸の内を明かす。
その理由について「競技で勝つという部分でジャンプが飛べたか、飛べなかったかというのがメインになっていることがつらかった。自分にとってのやりがいというのは表現力。今季は表現力として自分が満足できるかがテーマ」と説明する。
同じく22年、23年の世界選手権を連覇し、7日のジャパンオープンでも優勝した坂本は今季のテーマを「自然体」と表現すると「昨年は、ファイナルまで自分らしさを失い、気持ちと体が同じレベルにリンクしていなかった」と苦しかった胸の内を明かす。続けて坂本は「今年は、昨年のジャパンオープンを含めてシーズン序盤にしては調子が上がってきているので、このまま自分らしく、自然体でグランプリシリーズに臨みたいです」と意気込みを語っていた。
番組メインキャスターを務める松岡は「ベルギーから帰ってきたばかりなのですが、世界体操で金メダルを獲りました。メンバーである橋本大輝選手が『全集中で金メダルを獲りました』言っていました。僕もフィギュアに対して全集中で行きたいと思います」と力を込めていた。