重岡銀次朗、“因縁”バラダレスを5RTKOで世界王座統一! 頭突きで金髪が血で染まるも…圧倒、兄・優大とのダブル快挙へ前進【3150FIGHT】
暫定王者の重岡銀次朗(ワタナベ)が正規王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に5R2分15秒TKO勝利し、団体内の王座統一に成功した。銀次朗の戦績は10勝(8KO)1無効試合。バラダレスは27勝(15KO)4敗1分1無効試合。
IBF世界ミニマム級王座統一戦
ボクシング興行「3150FIGHT vol.7 ~拳闘士はゲンコツで語る~」(7日・大田区総合体育館=ABEMAで全試合無料生中継)IBF世界ミニマム級(47.6キロ)王座統一戦 12回戦
暫定王者の重岡銀次朗(ワタナベ)が正規王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に5R2分15秒TKO勝利し、団体内の王座統一に成功した。銀次朗の戦績は10勝(8KO)1無効試合。バラダレスは27勝(15KO)4敗1分1無効試合。
1R、いきなり銀次朗の左が火を噴いた。クリーンヒットでバラダレスは膝をつく。途中、偶然のバッティングでバラダレスが出血。銀次朗の金髪が血に染まっていった。2R序盤にもバッティングでバラダレスに減点1が科される場面が。終盤には銀次朗がパンチを当て、試合を優位に進めた。
3、4Rとボディーを効果的に織り交ぜていく。そして5R、一気にラッシュをしかけると、バラダレスは防戦一方に。冷静に上下を打ち分け、ダメージを蓄積させていく。そして一気にまとめ、相手が防戦一方になったところでレフェリーが試合を止めた。
銀次朗は今年1月にバラダレスに挑戦したが、3R終盤に偶然のバッティングでバラダレスが負傷し、試合続行不可能で無効試合に。銀次朗が優勢な展開だっただけに、一部で物議を呼ぶ結果に。
銀次朗は4月にレネ・マーク・クアルト(フィリピン)との暫定王座決定戦に勝利し、8月にバラダレスとの再戦が決まっていたが、今度は銀次朗の怪我で延期になっていた。
このあとに行われる、WBC世界ミニマム級王座統一戦で、銀次朗の兄で暫定王者の優大(ワタナベ))が正規王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)と対戦。勝てば史上初の兄弟ダブル団体内王座統一となる。
試合後には「今日まで本当に皆さんのおかげで今日まで頑張ってこられました。本当にありがとうございました」と感謝を口に。「今日はベルトのために15年間ボクシング兄と2人で頑張ってきました。ベルトを獲れて、本当のチャンピオンになれたということで、自覚を持って日本ボクシング界を盛り上げるために頑張りたいと思います。ただ自分一人が頑張っても、正直ボクシング界盛り上がらないと思っていて、まだまだ強い隠れている選手がいっぱいいて、その強い選手とみんなで自覚を持って頑張って、みなさんも注目してもらったら盛り上がると思うんで、もっともっと盛り上げましょう!」と呼びかけた。