NHKは6日、大みそかの『第74回NHK紅白歌合戦』（午後7時20分）の司会者をタレントの有吉弘行、俳優の橋本環奈、浜辺美波、同局の高瀬耕造アナウンサーが務めることを発表した。司会の起用理由について、同番組の実施本部長・矢島良氏がコメントした。

　矢島氏は、「74回目の紅白歌合戦は、『ボーダレス-超えてつながる大みそか‐』をテーマに掲げ、明るく希望あふれる最高のエンターテインメントをお楽しみいただきたいと思っております。そんな一年の締めくくりにふさわしい素晴らしい方々に今年の司会をお願いすることにしました」と理由を説明。

　今回が初の紅白司会となる有吉については、「まずは、NHKの『有吉のお金発見 突撃！カネオくん』でも知られるタレントの有吉弘行さんです。いまや人気、実力ともに日本を代表するMCであることはみなさんもご承知の通り。昨年は、“歌手”として紅白に出演していただきましたが、2度目の紅白の舞台では、司会として、その巧みな話術と抜群のセンスを遺憾なく発揮していただき、紅白に新しい風を吹き込んでくれることを大いに期待しています」と語った。

　また、昨年に引き続き2度目の司会となる橋本については、「今年も数多くの映画・ドラマ・CMなどに出演されていますが、なかでも来年の後期連続テレビ小説『おむすび』では、ヒロイン・米田結役として、さらなる活躍が期待されています。今年の紅白も、抜群の存在感で大いに盛り上げていただきたいと思っています」と、朝ドラへの期待も込めてエールを送った。

　さらに、初めての紅白出演となる浜辺の起用には「連続テレビ小説『らんまん』のヒロインとして視聴者のみなさんに親しまれ、今年最も注目を集めた俳優のおひとり。お茶の間を魅了した寿恵子のような明るさとポジティブさ、そしてフレッシュさで紅白をリードしていただけると確信しています」とコメント。

　同局の『ニュースきん5時』のキャスターや連続テレビ小説『ブギウギ』の語りを務める高瀬アナも司会を務める。矢島氏は、「心をひとつにした司会進行で、あらゆる世代が親しめる紅白をお届けしていただきたいと思っています」としている。