インドで猿の一団がコロナ疑いの血液サンプルを“強奪” まるで「猿の惑星」と衝撃
インドで新型コロナウイルス感染の疑いのある患者の血液サンプルを猿の一団が盗み出すという衝撃のアクシデントが発生。あわや感染拡大の危機で、海外メディアでは「猿の惑星だ」と衝撃が広がっている。米テレビ局「CNN」が報じている。
CNNなど海外報道 カナダメディアは「『猿の惑星』の脱走」と報じる
インドで新型コロナウイルス感染の疑いのある患者の血液サンプルを猿の一団が盗み出すという衝撃のアクシデントが発生。あわや感染拡大の危機で、海外メディアでは「猿の惑星だ」と衝撃が広がっている。米テレビ局「CNN」が報じている。
“事件”は現地時間28日、インド北部メーラトで起きた。公営病院の新型コロナウイルス施設で勤務する研究助手は検査のための血液サンプルを運搬していたという。
その際、猿の一団が研究助手を襲撃。新型コロナウイルスへの陽性反応が出た患者の血液サンプルが3つ入ったボックスを盗んだという。
サンプル入りのボックスとともに、木に登った猿は容器を口に入れた後、研究助手たちに投げつけるなど狼藉の限りを尽くしたというのだ。
猿に奪われた血液サンプルは最終的に確保。血液に触れる人もいなかったという。事件現場とその周囲は消毒されたと報じられている。
インドでは新型コロナウイルスで16万人以上の感染者と、4700人以上の死者を記録している。猿によるパンデミック拡大の危機に、英地元紙「ガーディアン」など海外メディアも特集。カナダメディア「グローバルニュース」では、「『猿の惑星』の脱走で、モンキーたちが新型コロナの血液サンプルとともに研究所から脱出」とハリウッドの名作映画にたとえて報じていた。