大塚明夫、ブラック・ジャック役は“代役”で抜擢「1トンくらいのぼた餅が落っこちてきたような」

声優の大塚明夫が5日、東京・六本木の東京シティビューで行われた連載50周年記念『手塚治虫 ブラック・ジャック展』オープニングセレモニーに、なだぎ武、真山りか(私立恵比寿中学)、宮田裕章氏とともに出席した。

イベントに出席した大塚明夫【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した大塚明夫【写真:ENCOUNT編集部】

演じる上で意識した点は「原作っぽくないほうがいいんだろうな」

 声優の大塚明夫が5日、東京・六本木の東京シティビューで行われた連載50周年記念『手塚治虫 ブラック・ジャック展』オープニングセレモニーに、なだぎ武、真山りか(私立恵比寿中学)、宮田裕章氏とともに出席した。

 本展は、500点以上の原稿に加え、連載当時の「週刊少年チャンピオン」や1970年代に発表された200以上のエピソードの直筆原稿が展示される「ブラック・ジャック」史上最大規模の展覧会。

 サプライズゲストとして同イベントに出席した大塚は、ブラック・ジャック役のオファーをもらった際のエピソードを聞かれると、当初は違う役でのオファーだったことを明かし「『ブラック・ジャック(の仕事が)あるよ』って言われて“わーい”と思っていたんですけど、突然、主演を演じられるはずだった方がご病気になられて、音響監督の方が『明夫ちゃんで行けるんじゃない』ってお話をしてくださって、『ブラック・ジャックやろうよ』って言われたときは1トンくらいのぼた餅が棚から落っこちてきたような感じでした(笑)」と当時の心境を明かした。

 続けて「ブラック・ジャックは有名なキャラクターなので、こんなに大きなキャラクターをやれるのかと、うれしいのと同じだけプレッシャーもありましたね」と吐露した。

 また、マンガ好きアイドルの真山から、どのように役作りをしたか尋ねられた大塚は、週刊少年チャンピオンで連載されていたマンガを読んでいたことで、ブラック・ジャックの人となりは理解していたことを明かし「役作り自体はそんなに苦労はなかったんですけど、原作のブラック・ジャックは大柄で首も太いので、(少し体が小さく描かれているアニメは)原作っぽくないほうがいいんだろうなと思い、あまり響かせないようにしていました」と告白。

 続けて、真山から「見ていて泣いてしまうシーンがたくさんあるんですけど、アフレコをしていて泣いちゃうことはないんですか?」と質問された大塚は「ありますよ。何を言っているか分からなくならないように、そこは逆に利用していました」と明かし、ブラック・ジャックファンのなだぎと真山を唸らせた。

 同展は、東京シティビューにて10月6日(金)~11月6日(月)で開催。

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