ジャニ会見の「指名記者NG問題」 公式HPで釈明コメント一部を“サイレント修正”で疑念の声

ジャニーズ事務所が2日に開いた記者会見で「指名NG記者」のリストがあったことが判明した問題について、5日公式サイトを更新し、同事務所としてリスト作成に関与していないことを主張した。前夜、ENCOUNTを含めて報道各社に送付した文面でも同様の主張をしていたが、公式サイトではその文章が一部修正されており、波紋を呼んでいる。

ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】
ジャニーズ事務所【写真:ENCOUNT編集部】

前夜、報道各社に送付コメントと公式サイトでの声明の違い

 ジャニーズ事務所が2日に開いた記者会見で「指名NG記者」のリストがあったことが判明した問題について、5日公式サイトを更新し、同事務所としてリスト作成に関与していないことを主張した。前夜、ENCOUNTを含めて報道各社に送付した文面でも同様の主張をしていたが、公式サイトではその文章が一部修正されており、波紋を呼んでいる。

 ジャニーズ事務所は4日夜、「誰か特定の人を当てないでほしいなどという失礼なお願いはしておりません」と説明。リストは会見を委託したPR会社が独断で作成したものだと主張した。

<4日夜に寄せたコメントの一部>

PR会社が作成したと言われる顔写真が入った書類を、私たちは誰も見ておりません。会見前々日の会議で、本件について打ち合わせが行われた際、媒体リストを持ってこられて、そこにNGと書いてあったので井ノ原が、「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言いました。するとPR会社が では前半ではなく後半で当てるようにします。と答えました。そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いております。そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いております。今回流出した資料は、弊社の関係者は誰も関与しておりません。見てもおりません。

<公式サイト文面の一部>

弊社は、会見前々日に本件について会見を委託したコンサルティング会社と打ち合わせをいたしました。その時にコンサルティング会社がメディアのリストを持ってこられて、そこにNGと言う文字があったので、井ノ原が、「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言いました。その時に会見を委託したコンサルティング会社の方は、では当てるようにします。と答えました。そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いております。ですから今回流出したと言われている資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません。

 実際にジャニーズ事務所が委託した会社はPR会社ではなく、コンサルティング会社。その修正は正当と言える。だが、「では前半ではなく後半で当てるようにします」が「では当てるようにします」の修正部分に関しては、前半部分は会見を事務所側がコントロールしたことを認めた文言を残さないための方策にも見える。現実にネット上では「都合が悪い部分を添削した疑い」「本当のところを井ノ原さんに聞いてみたい」などの声が相次いでいる。この件について、ENCOUNTはあらためてジャニーズ事務所に問い合わせているが、午後2時段階で回答はない。また、コンサルティング会社にも見解を求めているが、回答は届いていない。

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