大沢たかお、“映画愛”原点の地である新宿でのイベントに感慨 「スカウトも新宿?」に照れながら回答

俳優の大沢たかおが3日、都内で行われた映画『沈黙の艦隊』大ヒット舞台あいさつに、メガホンをとった吉野耕平監督とともに出席した。

舞台あいさつに出席した大沢たかお【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに出席した大沢たかお【写真:ENCOUNT編集部】

映画『沈黙の艦隊』大ヒット舞台あいさつ

 俳優の大沢たかおが3日、都内で行われた映画『沈黙の艦隊』大ヒット舞台あいさつに、メガホンをとった吉野耕平監督とともに出席した。

 1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された、累計発行部数3200万部(紙・電子)を突破する大ヒットコミック「沈黙の艦隊」を、唯一無二のアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品として実写映画化した本作。日米共同で極秘裏に建造した高性能原潜・シーバットを奪い、乗員76人を伴って反乱逃亡した艦長・海江田四郎(大沢)が、独立国家“やまと”を宣言して自己の思想の実現に向かっていく物語。

 大ヒットの反響をスタッフから聞いたという大沢は「いい意味で驚いていて、簡単ではないテーマではあるんですけど、初日からたくさんの方に(見ていただいて)、男性の方はもちろん、女性の方も3~4割いらっしゃっているということで、安全保障だったり平和だったりに関心を持っていただいているんだなということにうれしく思っております」と笑顔で語った。

 また、同イベントは新宿で行われたが、東京都出身の大沢は小学生の頃から新宿に来ていたそうで「(同イベントが行われた場所にあった新宿)コマ(劇場)とか映画館にすごく来ていました。昔はもう少し怖いエリアでもちろん親が厳しかったので夜はダメだったんですけど、昼とか週末の朝にひやひやしながらここに来てたくさんの映画を見させてもらいました」と“映画愛”原点の地であることを明かした。

 さらに「自分の中では自分の家に帰ってきたような感じがして、そこで客席じゃなくてステージ側にいることがすごく不思議に思っていて変な感じで、むしろ幸せな感じでいます」と感慨深げに語った。

 MCから「聞いた話なんですけど、スカウトされたのも新宿なんですか?」と尋ねられた大沢は「そんな話どうでもよくないですか?(笑)」と照れ笑いを浮かべて観客の笑いを誘い、「まあそうなんですけど、あまりに昔の話なので……。確かに新宿なんですけどね(笑)」と認めた。

 イベントでは、観客からの質問に2人が答えるティーチインが行われ、撮影時に楽しかったエピソードを聞かれると大沢は「撮影中はあまり楽しくなかった」と告白して笑わせ、「ある種テロリストで裏切り者なので、いつもある孤独を感じている感じで現場にいたし、乗組員も使命をわかって現場に来ている俳優さんだったので、いつもピリピリしている空気感でした。その緊張感が長時間続くことってないんですけど、それが維持できた珍しい現場で、それがもしかしたら楽しかったのかもしれません」と語った。

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