ジャニーズ会見、大荒れの2時間7分で何が明らかになったのか 東山紀之「退所した人に圧力をかけない」
ジャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡る2回目の会見を都内で行った。9月7日の前回と同じく、東山紀之社長、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦と顧問の木目田裕弁護士、プライアンスオフィサーに就任した山田将之弁護士が出席。前回は「継続する」とした1962年の創業から続く社名については、「性加害者の名前は残せない」との判断で変更すると発表した。新たな社名はSMILE-UP.(スマイルアップ)。そして、新たなエージェント会社を設立し、社名をファンクラブ会員からの公募で決めるとした。会見は質問が当てられない記者が最後まで騒ぎ、井ノ原がなだめるなど大荒れとなった。以下、2時間7分の会見で明らかになった主なこと。会見の来場者は294人(ムービー29台73人、スチール54人 ペン記者167人)。
9月7日に続き2回目会見
ジャニーズ事務所が2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡る2回目の会見を都内で行った。9月7日の前回と同じく、東山紀之社長、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦と顧問の木目田裕弁護士、プライアンスオフィサーに就任した山田将之弁護士が出席。前回は「継続する」とした1962年の創業から続く社名については、「性加害者の名前は残せない」との判断で変更すると発表した。新たな社名はSMILE-UP.(スマイルアップ)。そして、新たなエージェント会社を設立し、社名をファンクラブ会員からの公募で決めるとした。会見は質問が当てられない記者が最後まで騒ぎ、井ノ原がなだめるなど大荒れとなった。以下、2時間7分の会見で明らかになった主なこと。会見の来場者は294人(ムービー29台73人、スチール54人、ペン記者167人)。
<会見で明らかになった主なこと>
・ジャニーズ事務所の社名を廃し、10月17日に社名をSMILE-UP.に変更してリスタートする。
・SMILE-UP.の社長は東山紀之、藤島ジュリー景子氏は100%株主で被害者への補償をする会社とする。
・1か月後には新たにエージェント会社を設立。東山が社長、井ノ原が副社長。新会社の社名はファンクラブで公募する。
・新会社に藤島氏は出資しない。
・新会社にも外部から取締役を入れることを検討。
・エージェント契約を希望するタレントは、ファンクラブの方に最初に伝える。
・女性タレントの発掘、育成の可能性はゼロではないが、今のメンバーで頑張っていきたい。
・退所が報じられた岡田准一と井ノ原は連絡を取っている。井ノ原「何も関係は変わらない」「進退は本人が発表」
・井ノ原はタレントを継続する。
・退所したメンバーを応援していきたい。圧力はかけないし、共演の機会もあればして化学反応をみせたい。
・新会社は個々のタレント、グループとエージェント契約をしながら、発掘・育成もする組織になる。
・被害を訴えてきているのは471人。うち325人が補償を求めている。151人は事務所に在籍していたことを確認できた。補償は11月にスタートする。
・東山は3人の被害者と対話済み。藤島氏も同席したケースもある。
・藤島氏が手紙でパニック障害を告白。母の故メリー喜多川氏はライオンで自分はシマウマと医師から指摘され、「会わない方がいい」と言われていた。
・藤島氏は事務所の改革を意見し、ジャニー氏を怒らせたことで2008年から16年まで対面しなかった。取締役ではあったが、経営に関する権限はなかった。
・藤島氏は母のメリー氏から「ジャニーは(性加害を)やっていない。裁判に負けたのは弁護士のせい」と言われ、「自分も会社のスタッフもそれを信じていた」
・ジャニーズの名が付くグループ名、グループ企業名も全て変更する。各々が検討中。