きょう2度目のジャニーズ会見 翻意で社名変更などを表明へ【第1回会見の要旨とその後の発表まとめ】

ジャニーズ事務所は本日2日午後2時から、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、同事務所の社名変更への方針展開を含めた新体制の発表会見を都内で行う。同問題でジャニーズ事務所が会見するのは、9月7日に続いて2回目。前回と同じく、東山紀之社長、社長を退任した藤島ジュリー景子氏、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦と顧問弁護士が出席の見込みだ。

ジャニーズ事務所が2日午後に会見を開く【写真:ENCOUNT編集部】
ジャニーズ事務所が2日午後に会見を開く【写真:ENCOUNT編集部】

第1回は4時間12分に及ぶも今回は2時間限定

 ジャニーズ事務所は本日2日午後2時から、故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、同事務所の社名変更への方針展開を含めた新体制の発表会見を都内で行う。同問題でジャニーズ事務所が会見するのは、9月7日に続いて2回目。前回と同じく、東山紀之社長、社長を退任した藤島ジュリー景子氏、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦と顧問弁護士が出席の見込みだ。

 会見のポイントは、「社名の変更」「マネジメントの新会社設立」「藤島氏が100%所有する株式の配分と同氏と会社の関わり」「被害補償の具体的方策」「再発防止の具体的方策」の5点。新社名は公募、年内でタレント引退をする東山が新会社の社長、井ノ原の副社長就任も発表されるとみられ、井ノ原がタレント引退を表明するのかも焦点となる。また、この機に退所を決めたタレント名が発表される可能性もある。

 今回もNHK、テレビ東京を除く民放キー4局、ネットテレビのABEMAなどが会見を生中継。会場には海外メディアも取材に来ることから、国内外で注目される会見となる。第1回は4時間12分に及んだが、今回、事務所側は「2時間限定」。その前にENCOUNTは第1回会見で明らかになったこと、後日、発表されたことを整理して下記にまとめた。

<9月7日の会見で明らかになった主なこと>
・ジャニー氏の性加害を認めて謝罪
・藤島氏の代表取締役社長の引責辞任(当面は代表取締役を継続、被害者救済と補償を担当)
・広報を担当してきた白波瀬傑代表取締役の引責辞任・東山の代表取締役社長就任、10月1日に新体制発表
・東山は年内でタレント引退、テレビ朝日系『サンデーLIVE!!』のMCは既に降板
・ジャニーズ事務所の社名は変更せず。ただし、今後は検討
・事務所として被害者救済、補償に全力を注ぐ
・藤島氏の株式100%所有は当面継続し、私財からも被害者への補償を拠出
・ジャニー氏への思い 東山「誰も幸せにしなかった。喜多川氏のやったことは鬼畜の所業」、井ノ原「何てことをしてくれたんだ」
・メリー喜多川前副社長によるメディアへの圧力は否定、藤島氏「その場面は直接見たことはなかった」「私からはない」
・今後の取材対応について、東山「公平にやっていきます」
・ジャニー氏のギネス記録削除
・東山自身のセクハラ疑惑 「覚えていない。あったかもしれないし、なかったかもしれない」

<第1回会見の後日、事務所が発表した主な内容>
(9月13日)
・被害者救済委員会の設置 元裁判官の弁護士3人によって組成。被害者に公平かつ適正な金銭補償を実施するため、同委員会に、被害者からの申告内容を検討して補償金額を判断することを一任。
・外部からのチーフコンプライアンスオフィサー(CCO)を設置 人権に対する基本方針の策定と実施、その内容を含めた社内規程整備 などを行う。内部通報制度の整備・拡充、ジャニーズJr.の相談先であるホスピタリティルームを拡充。
・研修の実施・充実
・ガバナンスの強化
・メディアなどの関係者の皆様との対話等のエンゲージメント
・今後1年間、広告出演並びに番組出演などの出演料は全てタレント本人に支払い、芸能プロダクションとしての報酬は得ない。

(9月15日)
・被害者補償の受付窓口の設置

(9月19日)
・今後の会社運営について報告 藤島氏が保有する株式の取り扱い、被害補償の具体的方策、社名変更、所属タレント及び社員の将来など、今後の会社運営に関わる大きな方向性についてあらゆる角度から議論を行い、向かうべき方針を確認。10月2日には、進捗内容を具体的にご報告する。

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