ケンシロウ、剣心…物語冒頭から圧倒的強さ 主人公が1話目から最強のジャンプ作品3選
ジャンプ作品の主人公は、最初は弱かったが努力により強くなることが多い。なぜなら主人公の成長が、面白さの1つと言えるからだ。ところが、物語の初期から強いキャラも存在する。今回は、新作アニメや記念の年で話題を集める1話目から主人公が強いジャンプ作品を紹介する。
『銀魂』は20周年、『北斗の拳』は40周年の記念イヤー
ジャンプ作品の主人公は、最初は弱かったが努力により強くなることが多い。なぜなら主人公の成長が、面白さの1つと言えるからだ。ところが、物語の初期から強いキャラも存在する。今回は、新作アニメや記念の年で話題を集める1話目から主人公が強いジャンプ作品を紹介する。
1作目は、7月6日から新たにアニメ化された『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。主人公・緋村剣心は優しい雰囲気で、天然な場面も見られるが1話目から圧倒的な強さを披露している。
1話ストーリーは、父が残した神谷道場と神谷活心流を守りたい神谷薫という女性と剣心が出会うところから始まる。同時期に緋村抜刀斎と名乗る比留間伍兵衛が、神谷活心流を名乗って辻斬りを行ったうえに、道場破りにやってきた。薫は大男に立ち向かうも、刃が立たず、ピンチのところで剣心が登場する。彼は10人以上の手下を一瞬で倒し、伍兵衛も一撃で倒すという桁違いの強さを見せつけた。あまりの強さに、神谷道場の乗っ取りを画策していた比留間伍兵衛の兄である比留間喜兵衛は失禁する程、剣心に恐れおののいたのであった。
SNSでは「1話目から最強すぎる」「今のアニメ技術と剣心の強さに感動」など剣心の強さに感動する意見も多い。ちなみに『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』はPrime VideoやNetflixでも配信中だ。
2作目は20周年として、スピンオフ作品『銀魂 3年Z組銀八先生』(作:空知英秋、大崎知仁)のアニメ化が決定した『銀魂』である。『銀魂』の主人公は銀さんこと、坂田銀時。
とあるお店で、店員(志村新八)と茶斗蘭星の大使が揉め事を起こしている場面でのこと。近くで食事をしていた銀さんは、彼らが騒がしくてパフェがこぼれたと怒り出す。怒りがヒートアップした銀さんは、木刀で大使をボコボコにし、店を後にしたのだ。
新八が銀さんのことが気になり店の外に出ると、侍を取り締まる役人が現れ、新八を木刀騒動の犯人呼ばわりする。なんと銀さんは店を出るときに、木刀を新八の腰に挿していたのだ。銀さんは、騒がしい客をボコボコにしたうえ、使った木刀を新八の腰に忍ばせて罪をなすりつける早業を披露。その後、空を飛ぶ異人の船を一撃で撃破し、強靭さも見せつける。
ネット上では「銀さんは必殺技を持ってないけど最初から強い」「新八に気づかれずに木刀を忍ばせるなんて、銀さんが強い証拠」などのコメントが挙がっている。
3作目は今年40周年を迎えた新たなシリーズアニメの制作も決定した『北斗の拳』で、主人公・ケンシロウも1話目から圧倒的な強さを見せている。暴徒が支配する世界で、空腹で倒れたケンシロウは、村人たちによって牢屋に閉じ込められた。そんななか、村を「Z」というモヒカン集団が襲撃。牢屋からケンシロウを助けてくれたリンという少女が人質に捕られてしまう。
怒りに震えたケンシロウはリンを救うために、モヒカン集団を一瞬で撃破。さらに「Z」のボス・ジード(Z-666)を北斗神拳の必殺技・北斗百裂拳で倒すと「お前はもう死んでいる」という名セリフを放ち、圧倒的な強さを見せつけた。
1話目から驚きの強さを見せたケンシロウには、「努力して強くなるのが一般的だが、ケンシロウは最初から強い」「ケンシロウが1話目から強くてインパクトがすごい」などの声が見られた。
なお、『北斗の拳』は新装版コミックス全18巻も順次発売される。
2023年は圧倒的に強い主人公たちの作品が再アニメ化され、魅力を再確認する機会の多い年である。今後も新作漫画やアニメで、最初から強い主人公が登場するのだろうか。新作の見どころとしてチェックしていきたい。