格闘技イベント「For Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」（10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ／ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継）第12試合（63キロ）RIZIN MMAルール5分×3R

　セミファイナルでは佐藤将光（坂口道場一族/FightBase都立大）が太田忍（パラエストラ柏）に2-1の判定勝利を収めた。佐藤はRIZIN初参戦で初勝利。

　太田は当初、井上直樹と対戦予定だったが、病気のため井上が欠場。代役として1週間前に佐藤の電撃参戦が決まっていた。佐藤はONEで4勝2敗の戦績を残す、世界基準のファイター。

　1Rは太田がしかけ、これを佐藤が受ける展開。まずは太田がレスリング力の強さを発揮する展開になった。

　だが2Rからはキャリアで圧倒的に上回る佐藤が、太田をさばきながら的確に打撃を当てていく。組みの展開でもフロントチョークで一本寸前まで追い込むなど、引き出しの多さを見せつける。

　そして最終3Rもスタンドでは優位に立った佐藤。判定は割れたが、最後は佐藤の手が上がった。その瞬間、太田は崩れ落ち悔しがった。

　試合後にはケージの中でマイクを握った佐藤。「RIZINファンの皆さん初めまして。ニワカかニワカじゃないかのセンターライン、佐藤将光です。しっかりメインをはれる人間になれるようしっかりやっていきたいです。格闘技人生は晩年かもですが、今すごく幸せです。こういう素晴らしい舞台に来られて幸せです」と笑顔で口にした。