戸次重幸、“痩せ型の猪八戒”に意欲 西田敏行の福島弁も踏襲示唆「リスペクトが止まらない」

俳優の戸次重幸が27日、都内で行われた日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』の製作発表会見に出席。猪八戒役への思いを語った。

製作発表会見に登壇した戸次重幸【写真:ENCOUNT編集部】
製作発表会見に登壇した戸次重幸【写真:ENCOUNT編集部】

「まったく新しい猪八戒をやりたい」と意欲

 俳優の戸次重幸が27日、都内で行われた日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』の製作発表会見に出席。猪八戒役への思いを語った。

 マイクを持った戸次は「すばらしい豪華キャストのなかで、唯一違和感があるのは僕の役だと思う」と切り出すと、「西田敏行さんイメージ、ブタの妖怪なので恰幅(かっぷく)の良い役者が演じるのが猪八戒というイメージがあると思う。そんな中、痩せ型の役者がきましたが、まったく新しい猪八戒をやりたい」と意欲的に語った。

 1978年に放送されたテレビドラマ版で猪八戒を演じた西田敏行への「リスペクトが止まらない」とし、「令和版舞台で新しいものなると思うが、どこかで福島弁を出していきたい。『アニキ~!』みたいな」と踏襲することを示唆。演出は堤幸彦氏が担当するが「堤さんが許してくれるかどうか……」と顔色をうかがっていた。

 舞台は11月3日に幕を開ける。戸次は7日には誕生日を迎えるが「50歳になるのでフィジカルが心配なのでケアしながら元気に演じたい」といい、「猪八戒の武器は9本の刃がついたクワなんです。いままでやってきた立ち回りと違うものになるので、ここが勝負のなかの一つ」と語った。

 16世紀の明の時代に書かれた中国の小説が基になっている『西遊記』は、悟空たちが苦難を乗り越えながら、天竺を目指す長い旅路を描く。

 片岡愛之助、小池徹平、加藤和樹、村井良大、藤岡真威人、田村心、曽田陵介、小宮璃央、柳美稀、押田岳、桜庭大翔、山口馬木也、藤本隆宏、中山美穂、松平健、脚本のマキノノゾミ氏、演出の堤氏も登壇。舞台は11月3日の大阪公演を皮切りに、福岡、北海道、愛知を巡り、来年1月6日から28日から東京・明治座で上演される。

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