【RIZIN】40歳・金原正徳がクレベル撃破の大金星! 日本人がクレベルに勝つのは14年ぶり快挙
40歳の金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)がクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)に3-0の判定勝利を収めた。日本人ファイターがクレベルに勝つのは14年ぶり。
格闘技の聖地が寝技の攻防で大盛り上がり
格闘技イベント「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継)第10試合、RIZIN MMAルール フェザー級:5分×3R
40歳の金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)がクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)に3-0の判定勝利を収めた。日本人ファイターがクレベルに勝つのは14年ぶり。
さすがは金原と言える動きだった。クレベルに引き込まれるピンチもなんとか抜け出す。これまでの日本人ファイターならそのまま一本負けをしてしまう展開をテクニックと経験で回避していた。
2Rには自らテイクダウンを狙いに行く。最強の寝業師相手にグラウンドで勝負する姿に会場からは歓声が上がっていた。さらに肩固めを仕掛けようとすると「金原! 金原!」とコールが。トップのハーフガードポジションに移行するとグラウンドパンチを連打。格闘技の聖地が寝技の攻防で盛り上がっていた。
運命の最終R、またしても金原はテイクダウン。クレベルがカウンターで足関節を奪いにくるが、これにも集中して対応。さらにバックポジションに移行すると完全にコントロール。寝技最強“あの”クレベルを“漬けて”いた。判定はジャッジ3人が支持する文句なしの勝利だった。
クレベルはRIZINフェザー級戦線では朝倉未来、佐々木憂流迦、萩原京平、牛久絢太郎カイル・アグォン、摩嶋一整に一本勝ち。体重オーバーでノーコンテストとなったが、鈴木千裕にも一本勝ちしていた。「クレベルに勝てる日本人はいないのか」と思われていたが、日本人の最後の砦が快挙をやってのけた。
試合後、金原は「長いことやればいいこともあります。今年で20周年です。勝ったら泣こうかと思ったら泣けなくて。クレベル、オブリガード。つらい日々がありました。信じてくれる仲間チームのおかげでこの勝利をつかむことができました」とマイク。さらに「もう一個だけごめんなさい。所さんちょっと(リングに招き入れ)来週、所英男がやってくれます。心も弱くて、全て弱いので、所さんの応援皆さんよろしくお願いします」とセコンドの所にバトンを渡した。