格闘技イベント「RIZIN.44」（9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ／ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継）第4試合、RIZIN MMAルール フライ級：5分×3R

　現DEEPフライ級暫定王者・福田龍彌（MIBURO）が山本アーセン（KRAZY BEE）にTKO勝ちを収めた。試合後の会見でドクターストップにより試合続行不可能となってしまったアーセンとの会話を明かした。

　レスリングエリートのアーセンがスタンドの攻防を繰り広げた。アーセンは試合後、事前の作戦とは異なる動きを取ったことを明かしている。

　ストライカーの福田に渡り合えているように見えた。しかし、時間が経つにつれ、アーセンはの顔は腫れていく。3Rに入る直前にドクターチェックが入ったが、このときはギリギリ続けられる状況だった。しかし、右目上がぱっくりと割れ、2度目の確認へ。「大丈夫だって！　お願い！　やらせて！　まだやれるんだって！」と懇願するアーセンだったが、続行不可能と判断され、試合は終わってしまった。

　福田は「不本意だと思う。最後までやりたかったと思う」と気持ちを推察。「まだ脳は大丈夫なんだって俺」と訴えるアーセンに「目とかもっと変になっちゃうかもしれへんね」と話しなだめたことを明かした。

　さらに「別に僕は戦うの好きだから止まってほしくもないし、いいんですよ？　レフェリーがドクターが無理って言っているのにごねたら、後の進行とかに影響を与えてしまう。喧嘩じゃないからね。そういうジャッジを下された時点で仕方ないですよ。僕ら2人だけで戦ってるわけじゃないから、あの場所は。しゃあ（仕方）ないんや」と振り返った。