レピッシュ、川崎で10年ぶりワンマン 「来年もツアーを計画している」にファンが歓喜

ミクスチャーロックバンド・レピッシュが9月15日に、川崎クラブチッタ(神奈川)で10年ぶりのワンマンライブ『CLUB CITTA’ 35th Anniversary レピッシュ~動~』を開いた。3時間超えのライブでは、代表曲『パヤパヤ』など25曲を熱唱。ボーカル・トランペットのMAGUMIは約8年ぶりに戻った“ホームグラウンド”で「来年もツアーを計画している」と明かし、集まったファンを歓喜させた。

オリジナルメンバー3人が集まり、10年ぶりにワンマンライブを行ったレピッシュ
オリジナルメンバー3人が集まり、10年ぶりにワンマンライブを行ったレピッシュ

08年に亡くなった上田現が遺した名曲も披露した

 ミクスチャーロックバンド・レピッシュが9月15日に、川崎クラブチッタ(神奈川)で10年ぶりのワンマンライブ『CLUB CITTA’ 35th Anniversary レピッシュ~動~』を開いた。3時間超えのライブでは、代表曲『パヤパヤ』など25曲を熱唱。ボーカル・トランペットのMAGUMIは約8年ぶりに戻った“ホームグラウンド”で「来年もツアーを計画している」と明かし、集まったファンを歓喜させた。

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 ライブはMAGUMIが9月24日に還暦を迎えること、会場が開業35周年を迎える節目ということもあり実現。一瞬でソールドアウトしたプラチナチケットを手にしたファンが会場を埋め尽くした。

 8年ぶりのステージは激しいドラムが印象的な『美代ちゃんの×××(ハッパ)』で幕開け。MAGUMIと、ギターの杉本恭一が“向き合って行うジャンプなど、活動休止前と変わらぬ動きで観客を圧倒。フロアを大きく揺らした。

 2001年にドラムの雪好が脱退。08年にはキーボード&サックスの上田現さんが亡くなり、オリジナルメンバーはMAGUMI、杉本、ベースのtatsuの3人だが、5人時代からライブでパフォーマンスを見せていたトロンボーン&パーカッションの増井朗人も登壇。キーボード&サックスに奥野真哉。ドラムは矢野一成が務め、3人を支えた。

 MCでは大の阪神タイガースファンで知られる杉本が「オレが優勝したわけではないのに、朝から『おめでとう』と言われる」とライブの前日に、18年ぶりにリーグ優勝したことを笑顔で報告。「昔、インターネットがなかったときは、ライブ中にロ―ディーが試合経過を紙に書いて(ステージ袖で)知らせてくれた」と明かすと、巨人ファンのMAGUMIは「昨日決まってくれて良かった。」と苦笑い。杉本は「(優勝決定が)今日だったら、ここ(足元)にiPadを置いて、Jスポーツつけてた」と話していた。

 タイガースカラーの黄色いスポットを全身に浴び、杉本が鋭いギターカッティングを見せた『胡蝶の夢』、軽快なドラムに合わせMAGUMIが高らかにトランペットを奏でた『リックサック』では、『♪リリリリックサック』と歌うサビ部分で大合唱。会場と一体になっていた。

「すげぇじゃん、みんな。体力持ってんね。やっている方もホント楽しいよ。ありがとう」と久々の再会を喜んだMAGUMI。「じゃあ、現ちゃんの残した名曲いくよ」と始めた『プレゼント』ではミラーボールが輝く舞台で、それぞれがこん身のパフォーマンス。天に届くようにと歌い上げたMAGUMIは最後、上田に敬意を表すようにスッと身を引き、ステージの中央にできた空間を見つめて、頭を下げていた。

 感動的な本編は激しい『Magic Blue Case』で締めくくり。大歓声に応えたダブルアンコールでは『パヤパヤ』、MAGUMIと杉本の出身地・熊本をテーマに制作した『KU・MA・MO・TO』と続け、特別な夜を盛り上げた。

 「オレ個人で言うと、もう疲れはピークを超えている」と59歳最後のレピッシュのライブを駆け抜けたMAGUMI。「歳を取ったと思えば歳を取ったことになる。でもまだまだいけると思えば、まだまだいける」と呼びかけた5人は、来年ツアーを計画していることを公表。MAGUMIは「お前ら生き抜けよ」と噴き出た汗をぬぐっていた。

 現在、PIA LIVE STREAM、Streaming+、ローチケ LIVE STREAMING、楽天チケットなどでアーカイブ配信中。

次のページへ (2/2) 【写真】還暦になったMAGUMIが豪快ダイブ…レピッシュの10年ぶりワンマンライブの様子
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