中村獅童、極道役の特殊メイクのままカレー屋へ 血糊&入れ墨で「1時間後に警察来たらしい」
俳優の俳優の中村獅童が19日、都内で行われた「DMM TV」オリジナルドラマ『ケンシロウによろしく』(9月22日配信)の完成披露試写会に出席した。特殊メイクでヤクザ役を演じた際の現場エピソードを明かした。
特殊メイクで極道役を演じた中村獅童
俳優の俳優の中村獅童が19日、都内で行われた「DMM TV」オリジナルドラマ『ケンシロウによろしく』(9月22日配信)の完成披露試写会に出席した。特殊メイクでヤクザ役を演じた際の現場エピソードを明かした。
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中村は今回、主人公・沼倉孝一(松田龍平)から母親を奪ったヤクザ・木村猛志を演じた。過去に披露した映画『ピンポン』(2002年)のドラゴン役などで知られる中村は「久しぶりの丸刈りでうれしかったです」と満面の笑みを浮かべ、「真剣にヤクザ役を演じさせて頂いた。これね、スキンヘッドは特殊メイクで2時間くらいかかる。で、入れ墨もあって、入れ墨と丸刈りで5時間くらいかかる。(現場への)入り時間が過去最高ですね。夜中の3時入り。『夜中の3時入り? ふざけんな!』と思った。それくらい時間がかかる」と述懐。
さらに「血まみれになるシーンがあるんですね。で、町田のほうだったかな……? ロケしていて、血まみれだし、丸刈りですから、あんまり外をウロウロしちゃいけないなということで、空き時間にホテルの待機場所で休んで待ってた」ところ、「スタッフが『超おすすめの町田のおいしいカレー屋がある。どうしても食べて頂きたい』と言う。僕、カレー好きなんだけど、血まみれじゃあ、お店行っても他のお客さんに迷惑をおかけしちゃうんで諦めるわ、となった」という。
しかし「店長が気を遣ってくださって、『特別にお部屋に持っていっていいですよ』となった。30分たったらスタッフの方が持ってきてくれた。それ、カツカレーがものすごいおいしくて」と感激。お店が休憩時間に入る頃に「お客様もいらっしゃらないだろうなと思って、血のついた格好で行って『マスター、すごくおいしかったです! 本当は(お店から)持って行っちゃいけないのに、ありがとうございました!』とお礼を言った。そうしたら1時間後に警察が来たらしい(笑)」と説明。
続けて「もともとそこの場所で発砲事件とかあったみたいで。『怪しい人がいる』『暴行された暴力団の人が歩いてる』と通報があったらしい」と話した。松田は当時を振り返って「異常なほど血ついてましたから(笑)。それで外歩いちゃいけない」と指摘すると、中村は大笑い。「『俺、行かないほうがよかったのかな』と思うんだけど、自分の気持ちをどうしても伝えたくて」と弁明した。
試写会には西野七瀬、筒井真理子、倉科カナも出席した。
同作は、ヤングマガジンにて連載されているジャスミン・ギュの漫画『ケンシロウによろしく』が原作。脚本はバカリズムが手がけた。幼い頃、ヤクザに母を奪われた沼倉孝一(松田)は、復讐(ふくしゅう)のために愛読書『北斗の拳』を読み込んで暗殺拳を学び、母の仇(かたき)を討つことを固く誓う。復讐に燃える男が、暗殺拳を極めようとした果てに、人々を幸せにする新感覚マッサージ復讐劇が展開される。