ガーシー被告の初公判、傍聴券抽選の列に560人 倍率は永山絢斗被告の初公判を上回る31.11倍

YouTubeで俳優らを脅迫したなどとして暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要、証人威迫などの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)の初公判が、19日午後1時30分から東京地裁で開かれる。同日午前11時50分に行われた傍聴券抽選では、18席の一般傍聴席を求めて倍率31.11倍となる560人が並んだ。同倍率は8月28日、東京地裁に開かれた大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された俳優・永山絢斗被告(大麻取締法違反の罪で起訴)の14.42倍を上回った。

東京地方裁判所【写真:ENCOUNT編集部】
東京地方裁判所【写真:ENCOUNT編集部】

暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要、証人威迫などの罪で起訴

 YouTubeで俳優らを脅迫したなどとして暴力行為法違反(常習的脅迫)や強要、証人威迫などの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)の初公判が、19日午後1時30分から東京地裁で開かれる。同日午前11時50分に行われた傍聴券抽選では、18席の一般傍聴席を求めて倍率31.11倍となる560人が並んだ。同倍率は8月28日、東京地裁に開かれた大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された俳優・永山絢斗被告(大麻取締法違反の罪で起訴)の14.42倍を上回った。

 東京地裁前にはテレビ各局の中継車、記者だけでなく、複数人のYouTuberが姿を見せ、現場からリポート。「ガーシー、ガーシー」とコールを繰り返す男性の姿もあった。

 ガーシー被告は6月と7月に2度に渡って起訴された。起訴状によると、同被告は昨年2~8月、YouTubeで「爆弾はいっぱいあります」「かなり極悪非道なことをしています」などと発信。俳優・綾野剛ら3人を脅迫し、うち1人の事業活動を妨害。また綾野ら2人に対し、告訴状を取り下げさせようと考え、SNSで「裁判に出てくるってことがどんだけタレントとして致命的かよう考えて出てこいよ」と脅し、2人に不安や困惑の念を生じさせたとされている。

 ガーシー被告は昨年7月の参院比例代表で旧NHK党から初当選。1度も国会に登院せず、23年3月の参院本会議で除名処分となった。同月に警視庁は逮捕状を請求。4月には、ガーシー被告の旅券が失効し、警察当局が国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配を要請した。ガーシー被告は6月14日に帰国。同日、警視庁は成田空港で同被告を逮捕した。

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