【VIVANT】日本のモニターだった人物が判明 “ミス連発のポンコツ”返上で「有能すぎる」と称賛の声

俳優の堺雅人が主演を務めたTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の最終回79分スペシャルが17日に放送された。謎のテロ組織・テントとバルカ共和国政府の交渉や最高指導者ノゴーン・ベキ(役所広司)の復讐(ふくしゅう)劇が描かれる中、日本に潜伏しているテントモニターの正体がついに明らかになった。

“日本のモニター”の正体が明らかに【写真:(C)TBS】
“日本のモニター”の正体が明らかに【写真:(C)TBS】

竜星涼は山形・新庄市生まれで出身地が役名に

 俳優の堺雅人が主演を務めたTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の最終回79分スペシャルが17日に放送された。謎のテロ組織・テントとバルカ共和国政府の交渉や最高指導者ノゴーン・ベキ(役所広司)の復讐(ふくしゅう)劇が描かれる中、日本に潜伏しているテントモニターの正体がついに明らかになった。

(※以下、ドラマの内容に関わる記述があります)

 最終回では、バルカの地下に眠る鉱物資源「フローライト」の発掘状況やテントの動きをバルカ政府側に密告していた内通者がべレール興産のゴビ(馬場徹)だと判明。また、テントのベキらに情報を送っていた日本潜伏のモニターが警視庁公安部の新庄浩太郎(竜星涼)だったことも分かった。

 父への愛と任務の間で揺れる乃木憂助(堺)は、日本の国益を守る別班として最後は任務を優先し公安によるベキ逮捕に協力する。罪を償うとして日本に戻ったベキとバトラカ(林泰文)、ピヨ(吉原光夫)。しかし、それはベキの周到な計画だった。脱走に成功したベキらをかくまったのが、尾行に失敗するなど“ミス”を連発していた新庄だった。

 丸菱商事勤務の天才ハッカー・太田(飯沼愛)がテント内の情報網を把握し、乃木と黒須(松坂桃李)は「山本とは比べられないほど優秀な諜報員が日本の中枢に入り込んでいる可能性がある」としてモニターの割り出しを依頼。太田がウイルスを仕込んだダミーメールを送信したところ、それを開いた人物の足元が画面にゆっくりと映された。ビシッとスーツを着込んだ後ろ姿のその人物は、新庄だった。新庄は特別留置所の警備システムを遮断しベキらの逃亡に加担。隠れ家へと案内し、「偉大なるベキのお役に立てたなら幸いです」とクールな笑顔で誇らしそうに胸を張った。

 とはいえ、新庄モニター説の決定的証拠は意外に単純だった。丸菱商事の誤送金事件を仕組んだ太田が潜伏するマンションのハッキング部屋を新庄が訪れる第6話のシーン。新庄がドアのインターホンを“ピンポン”と押した際、玄関内側の受像機のモニター画面に新庄の顔が映り、その左下に「モニター」と書かれた片仮名が登場していた。

 視聴者は「モニターはご推察の通り新庄でしたね」「新庄くん、絶対にモニターだと思った」「モニターの新庄は下手な演技をした優秀なモニター」「やっぱりただの尾行下手なだけじゃ終わらなかった」「ポンコツのフリができる一流モニター新庄」「新庄さんやっぱり優秀、有能すぎる」などポンコツを返上し土壇場で大活躍した新庄を見直す声が続々と寄せられている。

 一方、新庄はベキに海外逃亡することを明かしたが、視聴者からは今後を気にする声も。多くは「初のバルカでバキバキにできるやつやった。またいつの日か会えますように」「新庄さん、ショックだったけど海外で強く生きて」「ノコル様が1人になってしまったので守ってあげて下さい」などとエールを送っている。「足元のシュッとした感じから出てきた瞬間、新庄ー。大興奮でした」「足が映っただけで新庄おまえってなった。そのくらい新庄の足は長くてきれい」とスタイルの良さでも視聴者を魅了したようだ。

 新庄を演じた竜星は山形・新庄市生まれ。出身地が役名になったことにも注目が集まっている。

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