【VIVANT】最終回で第7話の伏線回収 野崎の“ハリポタ解説”にネット注目「あんな良い声で」「笑いそうに」

俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)が17日に最終回を迎えた。今回は、堺演じる主人公・乃木憂助が第7話で公安・野崎守(阿部寛)に残していたメッセージの伏線が回収された。

野崎守役を担当した阿部寛【写真:(C)TBS】
野崎守役を担当した阿部寛【写真:(C)TBS】

乃木が託したことわざと予定に「通じてよかった」の声

 俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)が17日に最終回を迎えた。今回は、堺演じる主人公・乃木憂助が第7話で公安・野崎守(阿部寛)に残していたメッセージの伏線が回収された。

 同作は、日曜劇場『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズなどの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の原作・演出による完全オリジナルストーリー。丸菱商事エネルギー開発事業部第二課・課長の乃木憂助が、1億ドル(約140億円)の誤送金問題の濡れ衣を着せられたことからバルカ共和国に向かい、“世界中を巻き込む大きな渦”に関わってしまう。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 乃木は、政府非公認の「自衛隊の影の諜報(ちょうほう)部隊=“別班”」を裏切ったと見せかけ、テロ組織「テント」に潜入していた。テント幹部に接触する別班任務の途中で仲間に発砲し、後輩の黒須駿(松坂桃李)をもあざむいた乃木は、作戦を決行するにあたり、警視庁公安部・外事第4課の野崎に「いくつかのサイン」を残していた。

 テント幹部に接触し仲間を撃った後、野崎から仕掛けられた発信機をあえて乃木の家族写真と一緒に現場に残すとともに、位置情報の座標を別班の指令・櫻井里美(キムラ緑子)が野崎に極秘で送っていた。

 さらにそれ以前、乃木は日本からバルカに向かう飛行機の中で野崎に、「あなたは“鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく)眼光紙背に徹す(がんこうしはいにてっす)”」ということわざを贈り、バルカ空港に到着した際も「このあと、ホテルでスネイプ社と商談があるので」と予定を伝えていた。

 座標を見た野崎が現場に到着すると、乃木に撃たれた別班メンバーが倒れていた。絶妙に急所を外した乃木の銃の腕前に、野崎は乃木が何か伝えようとしていると推測する。そして飛行機の中でのことわざを思い出した。

「鶏群の一鶴……際立って優れた人。眼光紙背に徹す。背後にある深い意味を読み取れ。メッセージか? だとすると、他にも……」と考えをめぐらせる野崎。バルカ空港に到着した野崎が「スネイプ社と商談がある」と言っていたことから、ハリーポッター好きの野崎は「スネイプといえば……スネイプ先生」とハッとする。

「スネイプ先生は裏切り者に見えて、ダンブルドア校長やハリーを助けるために敵に潜入していた偉大な先生……」とスネイプ先生の立場を振り返り、「乃木はスネイプ先生だったんだ!」と意図を理解した。野崎のハリポタ好きを知っていた乃木は、ことわざとハリポタ用語で野崎に真のメッセージを伝えていたのだった。

 乃木の意図に気づいた野崎は、乃木がテント内で信頼を得て安全に活動できるよう、負傷した別班員たちの棺おけを用意し、死亡したと見せかけて日本に移送した。

 乃木が野崎にことわざとスネイプ社の予定を伝えた第7話の放送後、SNS上では「野崎に見抜いてほしかったのか…」など、“隠れたメッセージを伝えている”という考察が行われていた。またスネイプ先生がハリーポッターの劇中で二重スパイとして活動したことから、乃木を二重スパイだと予想する声も挙がっていた。

 今回は乃木の意図に気づいた野崎に、「通じてよかった!さすが野崎さん!」「立場は違えど、乃木とベストコンビ!」「あんなにもかっこよく真剣な顔で、あんなにも良い声でハリーポッターの説明をした時、さすがに笑いそうになっちゃったよ野崎さん」「乃木はスネイプ先生だったのかに爆笑」といった反応が。

 また「やっぱり野崎に託してたのか」「スネイプ社の伏線考察当たってたのでドヤ顔できた」とスッキリする視聴者も見られた。

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