船越英一郎が説明、意外と知らない「サスペンス」と「ミステリー」の違いとは
俳優の船越英一郎が14日、都内で行われた『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』公開&アガサ・クリスティ生誕前夜・特別先行上映会に出席し、サスペンスとミステリーの違いについて力説した。
「一言で言えば、犯人捜しを楽しむのがミステリー」…サスペンスは?
俳優の船越英一郎が14日、都内で行われた『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』公開&アガサ・クリスティ生誕前夜・特別先行上映会に出席し、サスペンスとミステリーの違いについて力説した。
本作は、全世界で20億冊以上出版され、「世界一売れた作家」として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズを、過去『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』を手掛けたるケネス・ブラナーが製作、監督、主演を務めた最新作。ベネチアの謎めいた屋敷で起きた超常現象の謎にポアロが迫る。
船越は“サスペンスドラマの帝王”という称号を持つが、司会者からサスペンスとミステリーの違いについて問われると、「一言で言えば、犯人捜しを楽しむのがミステリーで、犯人が分かってしまっていても、どうやって犯人を追い詰めていくか、あるいは物語がどれだけ皆さんを不安にさせたり、ハラハラドキドキさせるかを楽しむのがサスペンス」と説明する。
さらに船越は「探偵ポアロは、ミステリーに属して、『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』などはサスペンスに近い」と例をあげると「『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は間違いなくミステリーなのですが、ホラーの要素もあり、演出がサスペンスフル。これはミステリーでありながらサスペンスの魅力の両方を持ち合わせている名作と言い切れる」と作品の魅力を語ると、名口調に会場から大きな拍手が巻き起こった。
また船越は、「『名探偵ポアロ』シリーズを日本でも」という司会者の振りに、「わたくしは日本人でございますから」と謙遜しつつも「もし万が一日本版の『ポアロ』みたいなお話がいただけたら、役者冥利に尽きるということになるんじゃないでしょうか」とまんざらではない表情を浮かべていた。