反町隆史主演『GTO』が26年ぶりに復活、来春放送「今このタイミングで復活することに意味がある」
1998年の夏に放送された俳優の反町隆史が主演を務めた連続ドラマ『GTO』が、26年ぶりに、新作スペシャルドラマとして復活することが15日に発表された。2024年春、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』として放送される。
2024年春、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』として放送
1998年の夏に放送された俳優の反町隆史が主演を務めた連続ドラマ『GTO』が、26年ぶりに、新作スペシャルドラマとして復活することが15日に発表された。2024年春、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』として放送される。
同ドラマは、藤沢とおる氏による同名漫画が原作。元暴走族の高校教師・鬼塚英吉が、破天荒な行動で生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。
98年の放送当時、大掛かりなロケーションや予想を裏切るストーリー展開、そして、破天荒な教師・鬼塚役にぴったりな反町の情熱的で力強い演技が話題を呼び、全12話の平均視聴率(世帯)は関東地区で28.5%、最終回は35.7%(ビデオリサーチ調べ)と、高視聴率を記録した。
また、反町自身が作詞し、歌いあげた主題歌『POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~』も大ヒット。そんな平成を代表する話題作が、26年の時を経て、令和の時代に戻ってくる。
立場や損得とは無縁の教師・鬼塚が、本音をぶつけ合い、命がけで生徒に向き合うことで、社会の裏側にくすぶっている問題を解決していく本作。2024年春放送の『GTOリバイバル』でも、鬼塚が問題だらけの高校に教師として赴任し、悩みを抱えた生徒たちに鬼塚流の熱血授業を繰り広げる。
時代は平成から令和へと変わり、当時はなかったSNSでの誹謗(ひぼう)中傷やトラブルなども増加。富める者は富み、貧しい者は貧しくなり、ますます生きづらくなってきている現代で、鬼塚は令和のニューヒーローになれるのか。
以下、反町のコメント全文。
――25年ぶり(放送時は26年ぶり)の『GTO』撮影初日を迎え、率直な感想を教えてください。
「実は、これまでにも何度か『GTO』やりませんか? というお話をいただいたりもしたのですが、今このタイミングで復活することに意味があると思い、今回は自分から声をかけさせていただきました。前回の放送から25年経ち、私自身2人の子どもを育てた今、果たしてどんな鬼塚を演じられるのだろう、そして、現代ならではの問題や悩みを抱えた令和の高校生と鬼塚の生きざまがどのような化学反応を起こして、視聴者に何を伝えることができるのだろう、と興味を持ったからです。
学生生活ってやっぱり1番大事な時期だと思っていて、自分自身を振り返っても、部活、勉強、先輩後輩との関わり方や友達付き合いなど、自分のベースを作ったのは学生時代だと感じているので、そんな人間力を養う期間の過ごし方や大切なことを伝えられたらなと思っています」
――台本を読んでみていかがですか。
「メッセージ性の強いものになっていると思います。生徒役の中には、当時の『GTO』を知らないキャストもいると思うのですが、昔を知らなくても全然良いので、現場をはちゃめちゃにかき混ぜて欲しいです(笑)」
――“伝説の教師”グレイト・ティーチャー・オニヅカを再び演じるにあたり、意気込みを教えてください。
「教師は、生徒に尊敬される存在であるべきだと思っているので、生徒の見本になるような教師を演じられたらと思います。自分が学生の頃より教師と生徒の間に少し距離感があるのかなと感じていて、時代関係なく、教師と生徒の関係で大切なことは何かをズバリ伝えられたらと思っています。自分が考える鬼塚像と学生生活で1番大切だと思うことを、実はセリフの中に入れさせていただいたので、視聴者の方に少しでも響いたら嬉しいです」
――25年を経て、反町さんご自身の変わったこと・変わらないことがあれば教えてください。
「自分自身は変わっていないつもりです。ただ、年齢と立場と状況で少しずつ変化していくものかとも思うので、いつまでもエネルギッシュでいたいし、物事に対して前向きにポジティブに、誠意を持って応えたいと思っています。」
――最後に、視聴者の方に何かメッセージがあればお願いします。
「海外、特にアジア圏に行くと『GTO!』『鬼塚!』と声をかけていただけることが多く、海外での認知度も高いのを実感しますし、そんな作品の同じ役を、25年経って再び演じられることなんて普通はないことだと思います。自分の中で鬼塚という役を忘れたこともないし、それだけ偉大なドラマだと実感しています。今の年齢で鬼塚役をやることの意味と責任を感じながら、『GTO』を応援して下さるファンの方々の期待を裏切らないよう作っていきたいと思います!」