世界でヒットしている日本の楽曲初1位はYOASOBI『アイドル』 「非常に誇りに思います」
ビルボードジャパンが14日、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した新たな音楽チャート「Global Japan Songs Excl. Japan」と、各国における日本の楽曲チャート「Japan Songs(国名)」をスタートしたことを発表した。
ビルボードジャパンが新チャートを開始、国別の日本楽曲順位も発表
ビルボードジャパンが14日、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した新たな音楽チャート「Global Japan Songs Excl. Japan」と、各国における日本の楽曲チャート「Japan Songs(国名)」をスタートしたことを発表した。
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Global Japan Songs Excl. Japanは、日本の楽曲を対象に日本市場を除外して抽出した世界チャート。米ビルボードで発表している「Global 200」の基になる世界200以上の国と地域をカバーする主要デジタル・プラットフォームにおける有償無償のオーディオ、ビデオストリーミング、ダウンロードにそれぞれ比重をつけて算出している。
一方、Japan Songs(国名)は、米ビルボードの「Hits of the world」(各国別チャート)のデータから世界各国でヒットしている日本の楽曲を抽出したもの。今月14日からは韓国・シンガポール・インド・フランス・英国、その後に米国・ブラジル・台湾・ドイツ・南アフリカでの順位を毎週発表していくことになる。
そして、この日、初めて発表の「Global Japan Songs Excl. Japan」では、YOASOBIの『アイドル』が1位を獲得し、YOASOBIの2人が喜びのコメントを発表した。
「こうした新たなチャートの最初の発表で、首位という記録をいただくことができたこと、YOASOBIとして非常に誇りに思います。これからも日本のファンの皆さんはもちろん、世界中の方々にも自分たちの自信を持った楽曲をたくさん届けていきたいと思うので、よろしくお願いいたします」
また、新チャートの実現に尽力した株式会社阪神コンテンツリンクビルボード事業本部上席部長の礒崎誠二氏は「国内ではもちろんのこと、おそらくは世界でもご覧いただいたことのないチャートとなりました。いろいろな方法で世界を目指すアーティストがたくさんいます。また、その楽曲を聴いてくださるファンも世界中にいます。聴いていただきたい数多くの日本の楽曲を届けるための一助となれば幸いです」とコメントしている。
ビルボードジャパンは日本の音楽チャート「Billboard Japan Hot 100」などを発表。米国におけるヒットチャートの代名詞で、Billboard Hot 100の日本版にあたる。セールス(フィジカル・ダウンロードの売上を合算)、ストリーミング(サブスクリプション・ソーシャルメディアの再生回数を合算)、エアプレイ(ラジオの放送回数)などのデータを基に順位が決定。昨今の音楽業界では「真のヒットチャート」と称されており、今後は日本の楽曲が世界でどう評価されているかが可視化される。なお、『アイドル』は今年6月6日に発表された米国を除く世界チャート「Billboard The Global Excl. U.S. top 10」で1位を獲得。日本語楽曲として史上初の快挙を達成している。
□Global Japan Songs Excl. Japan Top10
1.アイドル/YOASOBI
2.NIGHT DANCER/imase
3.SPECIALZ King Gnu
4.死ぬのがいいわ/藤井 風
5.青のすみか/キタニタツヤ
6.KICK BACK/米津玄師
7.夜に駆ける/YOASOBI
8.少女 A/椎名もた
9.NEW DANCE/XG
10.真夜中のドア~stay with me/松原みき Japan Songs
□Japan Songs(韓国トップ10)
1.NIGHT DANCER/imase
2.アイドル/YOASOBI
3.ベテルギウス/優里
4.愛を伝えたいだとか/あいみょん
5.Lemon/米津玄師
6.夜に駆ける/YOASOBI
7.LADY/米津玄師
8.SPECIALZ/King Gnu
9.KICK BACK/米津玄師
10.マリーゴールド/あいみょん