柳葉敏郎、大阪弁が「きつかった~」と苦笑い ヒロイン趣里に“父の顔”「いじめんといてな?」

俳優の柳葉敏郎が8日、10月2日にスタートする2023年度後期のNHK連続テレビ小説(第109作)『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の完成披露会見に出席した。会見にはヒロイン・花田鈴子(はなだ・すずこ)を演じる趣里、鈴子の幼少期を演じる澤井梨丘らが出席した。

『ブギウギ』完成披露会見が開催【写真:ENCOUNT編集部】
『ブギウギ』完成披露会見が開催【写真:ENCOUNT編集部】

10月2日にスタートする朝ドラ『ブギウギ』会見

 俳優の柳葉敏郎が8日、10月2日にスタートする2023年度後期のNHK連続テレビ小説(第109作)『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の完成披露会見に出席した。会見にはヒロイン・花田鈴子(はなだ・すずこ)を演じる趣里、鈴子の幼少期を演じる澤井梨丘らが出席した。

 本作は、大阪の下町の銭湯の看板娘として育つ鈴子がヒロイン。小さな頃から歌って踊るのが大好きで、やがて歌の才能を発揮し始める。そして歌手の道を歩んでいき、戦後のスターとなっていく半生を描く。実在の人物である戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルに、波瀾(はらん)万丈の物語をフィクションとして再構成する。

 本作で鈴子の父・梅吉を演じる柳葉。にこやかに登壇すると、この日披露された第1週について、「懐かしかったです。撮影現場もそうですし、控室もあのまんまで、とてもにぎやかな活気のある現場です!」と感想を明かした。

 今作が36年ぶりの朝ドラ出演となるが、「うれしかった~。これで少しでも仕事が増えるかな」と胸をおどらせたとのこと。しかし現場では、「よっしゃ、主演の2人を楽にしてやろうと意気込んで入りましたところ、きつかった~」と告白した。

「僕としては大阪弁がまあ~邪魔でした」と苦笑しながら、「方言指導の先生とのやりとりで、自分なりの大阪弁ができればいいかなと。普段の演技では、イントネーションはあまり気にしなくてもいけるんですけど、当時の大阪弁に限りなく近いところでやろうという自分なりの努力がつらかったです」と、顔をしかめて苦労を語った。

 しかし、趣里と鈴子の少女時代を演じる澤井の姿に心を打たれたようで、「特に前半部分で、主演の2人はハードな撮影をやってました。でも、それをみじんも見せない2人でした。目頭が熱くなるくらいで、だからこの子たちのためならがんばろうって思いました。2人の作品に対する情熱ってものを皆さんに見てもらいたかった。だからこそ、娘2人の笑顔がはっちゃけているんだと思います」と目を細めて、絶賛した。

 また、会見中は緊張の面持ちだった澤井を柳葉がフォローする場面も。答えに窮した際には、記者に「あんまりいじめんといてな」とツッコミを入れて、報道陣の笑いを誘うなど、“父の顔”で終始にこやかだった。

 会見には音楽を担当する服部隆之氏、脚本の足立紳氏、NHK大阪放送局の制作統括・福岡利武氏、橋爪國臣プロデューサーが出席した。

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